ヨーロッパの暗号通貨投資会社CoinSharesは11日、暗号通貨（仮想通貨）関連の資金流入量に関する週間レポートを公表した。ビットコインが全資金流入の98％を占め、約74.9億円(5600万ドル)が流入した。
4月2日から8日の間、暗号通貨の流入量は総額約76.2億円（5700万ドル）を記録。年初からの純流入額がプラスに戻るも、週間の取引量は約129.7億円（9700万ドル）で低水準となった。流入総額の内訳では約74.9億円(5600万ドル)がビットコインの流入となり、すべての流入の98％を占める結果に。イーサリアム（ETH）はShapella（上海）アップグレードが13日に予定されているが、流入額は比較的少なく、約8000万円（60万ドル）に留まり、上海アップグレード後のETHのステーキング解除が市場に慎重さを反映する形に。その他のアルトコインではUniswap、Polkadot、Polygonらが、それぞれ約6688万円（50万ドル）、約5350万円（40万ドル）、約3076万円（23万ドル）を記録した。ショートポジションのビットコインは合計（60万ドル）の流出を記録。
国別の流入内訳では米国からは27百万ドルの流入がありトップの流入量に。この他にもドイツ、スイス、カナダでもそれぞれ約22.7億円（1700万ドル）、約17.3億円（1300万ドル）、約2.9億円（220万ドル）の流入を記録した。同レポートを執筆したジェームズ・バターフィル同社リサーチ部長は「これらの流入は投資家のポジティブなセンチメントを示している」と語った。
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