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Binanceの巨額流出問題、2ヵ月弱で25%の資産が消失と分析

6 mins
記事 David Thomas

ヘッドライン

  • Forbesの新しいレポートによれば、Binanceは過去2ヵ月間、BNBとBUSDの流出により、資産のかなりの割合を失ったことが判明した。
  • 2022年12月中旬、取引所は35億バイナンスUSドル(BUSD)の流出を経験した。
  • BinanceにCFOがいないため、CZが特定の資金を使って資産をプラットフォーム上に戻すことについて、その能力にも懸念が生じている。
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Binanceが60日足らずで資産のほぼ25%を消失したと報告された。CEOであるチャンポン・ジャオ(趙長鵬、CZ)が最高財務責任者(CFO)不在で取引所を運営しているためとされている。

Forbesの最近の分析では、Paxos発行のステーブルコインであるバイナンスUSドル(BUSD)とバイナンス独自のBNBコインが主導して、過去2ヵ月でBinanceから120億ドル以上の資産流出があったことが明らかとなっている。

BinanceのBNBへの依存による資金流出が懸念材料に

Forbesによれば、BinanceのBNBコインの価値は過去2ヵ月で約30%下落し、2022年11月10日に取引所が報告したよりも51%低くく、取引所には290億枚しか残っていないという。

2022年1月9日、Binance傘下のCoinMarketCapから取得したデータでは、Binanceの保有資産の31%がBNBで構成されており、Binanceが2022年11月に報告した低い割合とも矛盾していることが判明した。

ソース: CoinMarketCap

この31%という見積もりは、CoinMarketCapの他のデータプロバイダーであるNansenとDefillamaによる見積もりよりも低いものである。もし、上限推定値が正しい場合、Binanceは将来のBNB流出によって、その資産基盤の相当な部分を失うことになる。

また、サイバーセキュリティ企業のCER.LIVEがCoinMarketCapの推定43億ドルの2倍以上を報告しており、Binanceのビットコイン保有量の報告に大きな矛盾があることも判明した。

ソース: CER.live
Source: CoinMarketCap

BUSDの30億ドルの資金流出は、資産の15%を占めていた

BNBの流出に加え、複数のクジラ(大口投資家)がトークンをUSDCやTetherに交換したため、バイナンスのBUSD保有額は2022年11月25日と12月14日に急激に減少した。保有BUSDは12月14日に35億ドル減少、取引所の資産保有量を15%削減したとForbesは報じている。USDTとUSDCの保有額は上昇した。

Wintermute、マーケットメーカーのJump Crypto、Huobi Globalのジャスティン・サン氏は2022年12月12日から12月13日頃にBUSDを大量に出金している。サン氏は以前、同プラットフォームに1億ドル相当の資産を預けていた。

CZは、サン氏の2億ドルの入金によって、BinanceのTronブロックチェーンでのアクティビティが強化されたとツイートしたが、その後、このツイートは削除された。

Binanceはまた、Binance.USが提案した破綻した暗号ブローカーVoyager Digitalの資産に対する入札を前に、米国証券取引委員会から見たBinance.USの財務力を高めるために、2億3200万ドルのBUSDを送金したと言われている。SECは最近、アメリカの取引所の財務状況を十分に把握できていないことを理由に、Binance.USの買収計画を阻止した。

Binanceの苦境に加え、顧客は2022年11月以来、MATICAPE、GALAの暗号資産を40~50%減らしているという。

CZは資金流出の中、暗号のホワイトナイトであり続けるか?

バハマの取引所であるFTXの破綻後、暗号資産取引所は多額の出金に対応する能力が重要なセールスポイントとなった。

FTXは2022年11月初旬に出金を引き受けるのに十分な流動資産を持たず、それが2022年11月11日の破綻につながった。同社の前CEOであるサム・バンクマン=フライド氏は、米国で8件の刑事訴追を受けており、非倫理的な融資やその他の悪用による流動性によってFTXの資産を流出させたとされている。

Binanceの顧客は2022年12月13日、USDCステーブルコインの引き出しを一時停止した後、取引所から約10億ドルの引き出しに成功したとされる。CZは、流出を「通常通りのビジネス」として却下、暗号資産取引所は定期的に「ストレステスト」を実施し、その回復力を判断するべきだと話した。

FTXの破綻後、CZは、「暗号資産の冬」に影響を受けた暗号資産企業が浮揚するのを助けるため、リカバリーファンドを立ち上げた。これらの行動や、その他いくつかの行動によって、CZは一部界隈で暗号資産の救世主という評価を受けていた。

しかし、CFOのジョウ・ウェイが辞任した2021年6月以降、CZがBinanceを補充しているわけでだが、恐ろしい銀行取り付け騒動のシナリオを防ぐために彼のものではないかもしれないお金を彼が使う力については不安であるという問題が生じている。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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