KPOPグループBLACKPINKは25日、メタバース制作スタジオのKartaが手掛けた、メタバース（没入）型のファンスペース「BLACKPINK THE PALACE」を開始する。同スペースはメタバース・ゲーミングプラットフォームのRoblox内に設立される。
BLACKPINK THE PALACEでは、メンバーのジス、ジェニー、ロゼ、リサのアバターと写真を撮ることや、独自のアバター用の衣装やエモートを購入できる。加えて、コンサートでの発光グッズのような「lightstick」でクリスタルを壊し、アイテムをアップグレードすることも可能だ。リリース初日のユーザーは、限定バッジを受け取れる。
YG PlusのIPX部門ヒョジョン・リー責任者「世界中のファンを時空の制約を超えて、Blackpinkのすべてを体験できる美しい仮想の宮殿へとお迎えすることを楽しみにしている」と述べた。BLACKPINKは22年の米国のMTV Video Music Awardsで新設された仮想空間上のコンサート・パフォーマンスに対する音楽賞「ベスト・メタバース・パフォーマンス」賞を受賞していた。
同プラットフォームは24年にイベントを予定しており、成功すると「Robux」が報酬として提供される。Robloxは、KPOPグループのStray KidsとSunmi氏がSpotifyとのコラボレーションでプラットフォーム「Spotifyの公式Roblox Island」をローンチしていた。Robloxは6600万人以上のデイリーアクティブユーザーを持つメタバース・ゲーミングプラットフォーム。
日本でも増えるメタバース上でのコンサート
メタバースをライブ会場としたコンサートの事例は増えている。世界的ギタリストのMIYAVIは2日から13日、暗号資産（仮想通貨）取引所コインチェックがメタバースゲームDecentraland（MANA）上で開発を行う仮想都市「OASIS KYOTO」でバーチャルライブMIYAVI Virtual Live 7.0 in OASIS KYOTO」を開催していた。米スタートアップAnifie(アニフィー)は7月22日、XRPを利用した新しい投げ銭サービスの第1弾として「うち劇」にて、でんぱ組.incらによるメタバースライブを実施していた。
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