ビットコインを匿名で(IDなしで)購入できる?

18 1月 2023, 17:30 GMT+0900
5 2月 2023, 17:26 GMT+0900

中央集権型暗号資産取引所(CEX)は、ユーザーがアカウントを使用する前に認証プロセスを経るよう求めています。デビットカードやクレジットカードで暗号を購入できるプラットフォームはすべて、マネーロンダリング防止策のため、ID認証を求めています。これらの取引所では、匿名でビットコインを購入することはできません。つまり、CEXでは、KYC(本人確認義務)なしで暗号を購入することはできません。

しかしその場合、個人のプライバシーはどうなるのでしょうか?個人情報は中央のサーバーに保管され、ハッカーに盗まれるのを待っているのでしょうか?これは分散化の理念に忠実とは言えないのではないでしょうか?

ビットコインで資金を得るだけでなく、ID認証プロセスを経ずに匿名でビットコインを購入する方法を探しているなら、この記事が必要なことをすべて教えてくれるでしょう。読み進めていくうちに、ビットコイン、あるいは入手したいデジタル資産などの暗号資産を匿名で購入できる最良の方法が見つかるでしょう。

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目次:

  1. 匿名性とプライバシーは同じものか?
  2. ビットコインは匿名性がありますか?
  3. 匿名で(IDなしで)ビットコインを購入する方法
  4. ピアツーピア(P2P)プラットフォームでビットコインを匿名で購入する方法
  1. ビットコインATMを利用して匿名でビットコインを購入する
  1. 分散型取引所(DEX)を利用して匿名でビットコインを購入する
  2. ビットコインの匿名での購入は安くはない
  3. よくある質問

匿名性とプライバシーは同じものか?

匿名性とプライバシーは同じではありません。ビットコインは、公的機関の監査を受けるオープンソースの取引データベース上に構築されています。このデータベースに記録されたあらゆる取引は、インターネットに接続できる人であれば誰でも検証することができます。

ビットコインのブロックチェーンは、公開台帳とも呼ばれるデータベースです。過去に行われたすべての取引が記録されており、送り手のアドレスと受け手のアドレス、そしてビットコインの数量も記録されています。つまり、それぞれのアドレスにどれだけのビットコインがあるのか、誰でも閲覧できます。ただアドレスは、必ずしも氏名や電話番号、住所など他の情報と結びついているわけではありません。そのため、ブロックチェーンのアドレスとビットコインは、匿名ではなく疑似匿名ということになります。

疑似匿名とは、自分の行動を隠すために偽名や認証情報を利用する個人を指します。ビットコインの場合、疑似匿名はプライバシーに近い意味になります。

ビットコインユーザーは、暗号資産の総供給量を追跡できる一方で、自分の認証情報を非公開にできるのです。完全に匿名であれば、ビットコインが追加されていないことを検証するのは不可能です。

プライバシーは、自分が誰であるか、そして自分の周りの世界とどのようにやり取りするかを決めるものです。差別されることなく、自由に考えることができるのです。ビットコインはそのような理想を念頭に作られ、プライバシーにかなう部分を多く備えています。しかし、これから以下に見ていきますが、実際には一般的に考えられているほど単純な仕組みではありません。

ビットコインは匿名性がありますか?

ビットコインは、そのウォレットアドレスが個人の認証情報に結びつかないことを考えると、匿名性が高いといえます。たとえば、クレジットカードでの支払いは、すべてのカード取引がユーザーの認証情報にリンクされているため、匿名ではありません。しかし、現金での支払いは、誰もその現金を追跡することができないので、完全に匿名です。

ビットコインはクレジットカードよりもプライバシー性は高いものの、現金よりは匿名性が低くなります。ビットコインの取引内容はブロックチェーン上に保存されます。各取引には、支払額、送信者、受信者のアドレスなどのデータが含まれています。

ビットコインのすべての取引において、ひとつ前の取引で使用されたビットコインが使用されます。つまり、ビットコイン支払いのすべては、それぞれのウォレットをたどってさかのぼることができるのです。しかしながら、アドレスは100%追跡可能ですが、いかなる人物や組織にもリンクさせることはできません。これが、ビットコインを疑似匿名と呼ぶ理由です。

ですから、個人の認証情報とビットコインアドレスは必ずしも結びつきませんが、人によっては自分のウォレットアドレスを公開し、自身が持つ特定のビットコインアドレスと結びつけることがあります。

ビットコインでは取引とアドレスの関連付けが行なわれて、十分な時間と判断力があれば、誰でも台帳を調べることができます。そして、誰かが何枚のビットコインを持っていて、それをどのように受け取り、どのように使ったかを特定することができます。このため、ビットコインを匿名とするには、個人の認証情報が取引やアドレスと関連づけられないよう必要な予防措置を講じる必要があります。

匿名で(IDなしで)ビットコインを購入する方法

前述したように、暗号資産ウォレットのアドレスを他人に知らせたい場合を除き、ビットコインアドレスは必ずしも個人の認証情報と結びついているわけではありません。しかし、もしこれから暗号資産を買おうとするなら、IDなしでのビットコイン購入は思っているほど簡単ではないとすぐに気づくでしょう。しかも、特に中央集権型取引所(CEX)にこだわりを持つ人は、IDなしで暗号資産は購入できません。

しかし、CEXを除いて、匿名で暗号資産を購入できるのでしょうか?一言でいうと、できるのです。

暗号資産が発明された経緯を考えてみると、古い価値観にこだわる人々が、オンラインで取引する際に匿名性とプライバシー保護を求めるのはもっともなことです。なぜなら、プライバシーは誰もが持っている権利だからです。

幸いにも、ビットコインを匿名で購入する方法はいくつかあります。ただしこれらの方法は、中央集権型大手取引所でクレジットカードを使って直接購入するのに比べて若干複雑です。しかしプライバシーは守られるので、試してみる価値はあるでしょう。

暗号資産を匿名で(IDなしで)購入するベストな方法を求めているなら、以下を検討してください:

  • ピアツーピア(P2P)プラットフォーム
  • ビットコインATM
  • 分散型取引所

ピアツーピア(P2P)プラットフォームでビットコインを匿名で購入する方法

中央集権型取引所は、個人がフィアット(不換通貨)で暗号資産を購入する際に、認証情報を求めるので、プライバシーを守れる最良の方法は、P2P(ピアツーピア)プラットフォームを利用することです。手軽さという点では、匿名でビットコインを購入するベストな方法と言えるかもしれません。

ここでは、P2Pプラットフォームを使って匿名でビットコインを購入する方法をステップ・バイ・ステップで説明します。

ステップ1. VPNを使用する

VPN(仮想プライベートネットワーク)サービスは、ユーザーがプライバシー保護のために拡張レイヤーを求める場合、追加コストを払うだけの価値があるものです。

まず、(コンピュータを使用するとき)インターネットに直接接続するのではなく、VPNのサーバーを経由して接続します。VPNサービスは、ユーザーのIPアドレスを非表示にするため、特に特定のインターネットサービスにアクセスする際に、プライバシーを保護する有効な方法の一つです。

さらに、VPN は、ファイアウォールとプロキシサーバを通じて、ユーザーのコンピュータをマルウェアから保護してくれます。

ビットコインを匿名で購入したい場合に使用できる最適なVPNサービスをチェックしてみてください。

ステップ2. 新しい電子メールを取得する

インターネット接続をうまく確保できたら、次はビットコイン取引の匿名性対策に取りかかります。ビットコイン購入時にP2Pプラットフォームを利用するつもりでも、こうしたサービスに登録するにはメールが必要になります。既存のメールは、すでにあらゆるサービスに使用されているため、おそらく(外部からの)危険にさらされている状態にあります。

第三者がビットコインとその所有者の認証情報を結びつけることができないように、VPNを使用するときに、新しいメールの取得を検討します。 

たいていのメールサービスにおいては、利用者が人間であり、サービスを利用しているボットではないことを確認するために、SMS認証を要求します。個人の電話番号をそのメールに結びつけたくない場合は、使い捨てのSIMカードの使用を検討してください。プライバシーを重視したメールサービスには、プロトンメール(ProtonMail)“Tutanota”などがありますが、他にもいくつかあります。

ステップ3. P2Pプラットフォームで口座を作成する

VPNと電子メールの準備ができたら、ビットコインを匿名で(IDなしで)購入できるP2Pプラットフォームの閲覧に移ります。

最も人気のあるP2Pプラットフォームは以下の通りです:

これらのプラットフォームを利用して、新規メールで登録を行い、使い捨てSIMカードを使用してSMS認証を行うことができます。ただし、金融プラットフォームは頻繁に手続きを変更する傾向があるので、この記事が出る頃には、上記プラットフォームの要件も変わっている可能性があるので注意してください。 

以前は、ビットコインを匿名で購入したい人向けの人気のP2Pプラットフォームがありましたが、現在ではそのほとんどがID認証を必要としています:“Paxful”“LocalBitcoins”“CoinCorner”などです。

前述のP2Pプラットフォームを利用することで、ビットコインを匿名で購入したり、オファーを投稿したり、他の人が投稿したオファーリストからオファーを選んだりできるようになります。異なる支払い方法やビットコイン価格から選択し、希望の取引タイプを選択できます。

P2Pプラットフォーム自体は、引当て用資金を保有していませんが、マルチシグ(multisig:ネット上のセキュリティ技術)・エスクローを用いて盗難の可能性を低減しています。ビットコインの買い手はオファーを選んで、必要となる資金を送り【フィアット(不換通貨)資金は売り手宛てに直接送られます)】、その後売り手はエスクローに保管してあるビットコインを買い手宛てに放出するという仕組みです。前述のように、プラットフォーム自体はフィアットを保有していないので、ユーザーはKYC(本人確認義務)手続きをとる必要はありません。

ステップ4. ビットコインタンブラー(ミキサー)を使用する

ここまで疑似匿名について詳しく説明してきました。しかし問題は、暗号資産を匿名で購入できるのか – 取引の詳細を隠すことも可能なのか、ということです。その方法は、「ある」といえます。

ビットコインの出所が気になる場合や、単にプライバシーを守りたい場合は、ビットコインタンブラー(ミキサー)を利用することができます。これは、新しいビットコインを混入させて、プライバシー保護用の拡張レイヤーを追加して行なうサービスです。 

上記サービスでは、ユーザーが受け取れるコインは、ミキサーやタンブラーが管理する大きなプール(貯蔵スペース)から取り出されるので、ユーザーが元々持っているコインとの関係はなくなるはずです。しかし一方で、ビットコインタンブラーは中央集権的なサービスであることを頭にいれておく必要があります。つまり、ビットコインがサービスを通して戻ってきたことを確認するには、信頼できるミキシングサービスを利用する必要があるのです。ミキシング取引の記録を残さないサービスを利用することをけっして忘れないでください。

ビットコインATMを利用して匿名でビットコインを購入する

匿名でビットコインを購入する最も簡単で便利な方法の一つとして、ビットコインATMの利用があります。

ATM経由でビットコインを購入することは、暗号資産を購入し、任意の認証プロセスを省略したいときには、おそらくベストな方法です。ビットコインATMはIDが必要なく、現金で支払いができます 暗号資産ウォレットも必要ありません。ATM装置が新しい紙でできたウォレットを作成するので、出てきたペーパーウォレットから秘密鍵をインポートして、好きな場所にビットコインを送ることができます。

ビットコインATMを用いてどこでも匿名で暗号資産を購入できますか?

注意していただきたい点は、ビットコインATMは購入できるビットコインの数量には制限があることです。さらに、ほとんどのATMで手数料(最大10%)を徴収しています。手数料が明示されていない場合は、表示された為替レートに手数料が「盛り込まれている」ということになります。

分散型取引所(DEX)を利用して匿名でビットコインを購入する

自身の認証情報を侵害されずにビットコインを購入するもう一つの方法は、DEX(分散型取引所)を利用することです。これは、プログラムが施されたブロックチェーン上で稼働する非中央集権型アプリです。バイナンスクラーケン(Kraken)クリプト・ドットコム(Crypto.com)などの中央集権型取引所は、あらゆる種類の取引を処理するためにKYC(本人確認義務)を求めていますが、分散型取引所はそうではありません。分散型取引所で必要となるのはウォレットアドレスだけです。そのため、ユーザーが”Ledger”や”Trezor”のような匿名ビットコインウォレットをすでに持っている場合、DEXを経由することが匿名でビットコインを購入するベストな方法となります。

ただし、DEXはフィアットには対応していません。ですから、KYCなしで暗号資産購入のためにDEXを使用するには、いくつかの暗号資産用としてすでに使っている暗号資産ウォレットが必要となります。たとえば、ステーブルコインのUSDTがある匿名の暗号資産ウォレットなどです。暗号資産をまだ持っていない場合は、ピアツーピア(P2P)プラットフォームやビットコインATMを利用して暗号資産の購入を検討する必要があります。したがって、DEX内で稼働させるためにIDなしで暗号を購入するには、前述したいくつかの方法を振り返って参照する必要がでてくるでしょう。

ビットコインの匿名での購入は安くはない

金銭が絡むあらゆる取引に共通することですが、暗号資産をオンラインで購入しようとすると、匿名性が大幅に低下します。シンプルなユーザーインターフェース(UI)で人気のある中央集権型取引所では、ユーザーがIDなしで暗号資産を購入することはできません。しかし、ユーザーのIDとウォレットアドレスの間の関係を断つ方法はまだ存在しており、その最も人気のある方法の一つは、ピアツーピア(P2P)のプラットフォームを使用することです。しかし、匿名で暗号資産を購入するベストの方法であるにもかかわらず、P2Pの購入には割高なコストがかかることが少なくありません。

KYCなしで暗号資産を購入する方法としてはあまり評価は高くないものの、すでに所持しているビットコインを匿名のビットコインウォレットに現金で売る方法があります。あるウォレットアドレスから別のウォレットアドレスにビットコイン/サトシを送るのです。これは、毎日の取引でそれを欲しがっているユーザーの助けにもなります。こうしたユーザーは、流動性のある現金で支払ってくれます。この方法をとれば、ビットコインATMを利用する場合と同じく、高額な手数料はかかりません。

ただし、自動化されたプラットフォーム上ではなく、実際のユーザーと直に取引するため、各個人が売りに出すビットコインに異なる価格が付けられる可能性があります。ですが、現金は追跡がほぼ不可能なため、匿名でビットコインを購入するにはベストな方法です。

暗号資産の購入プロセスでまだ困っていることはありますか?ビーインクリプト(BeInCrypto)のテレグラムグループに参加して、経験豊富な人たちからアドバイスをもらいましょう。

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よくある質問

ー ビットコインは匿名で購入できますか?

はい、ID確認を求めないピアツーピア(P2P)プラットフォームを使用することで、ビットコインを匿名で購入することができます。詳細は省きますが、その他にオンラインウォレット、ギフトカード、銀行振り込みによるフィアット(不換通貨)使用、あるいは他の暗号資産を使ってビットコインを購入することができます。

ー ビットコインは匿名で買ったほうがいい?

プライバシーを重視するのであれば、匿名でビットコインを購入できるさまざまな方法があります。一般的に使われているID認証は、プラットフォームから犯罪行為を排除するために行われることが多いようですが、ユーザーのプライバシーに対する法的権利を奪っていることにもなります。

ー IDなしでビットコインを売るには?

ピアツーピア(P2P)のプラットフォーム【ビスク(Bisq)またはホドルホドル(Hodl Hodl)】を用いて、IDなしでビットコインを売ることができます。

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