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暗号資産(仮想通貨)を手数料なしで買う方法

22 mins
記事 Iulia Vasile

暗号通貨(仮想通貨)は近年、価格が高騰したり、大手企業が採用したりするなど、注目を集める投資対象のひとつです。暗号通貨を購入するには、取引所やアプリなどのサービスを利用する必要がありますが、その際に手数料がかかるケースが多いです。

そこで本記事では、暗号資産を手数料なしで購入する方法、暗号資産の種類や取引所の選び方などについても解説します。暗号通貨投資に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。

暗号資産(仮想通貨)にはどんな手数料がかかるのか?

暗号通貨取引には、さまざまな手数料がかかり、以下の4種類の手数料があります。

  • ネットワーク手数料
  • 取引所手数料
  • 取引手数料
  • プレミアムオプション

手数料なしでビットコインを購入する方法やビットコインを低い手数料で購入できる取引所を見つけるためには、各取引でどのような手数料が発生するかについて知っておくとよいでしょう。

ネットワーク手数料(マイニング手数料)

ビットコインを購入する際には、ネットワーク手数料を支払う必要があります。ネットワーク手数料は、ビットコイン取引を承認するために必要な手数料のこと。安い手数料のサービスはありますが、手数料なしでビットコインを購入する方法はないため、ネットワーク手数料は少なからず支払うことになります。

ビットコインのネットワーク手数料は、マイニング手数料とも呼ばれ、ブロックをマイニングしたマイナーに支払われます。

ネットワーク手数料の金額は、ネットワークを利用するユーザーの総数によって常に変化しているため、購入や送信をする前に、ネットワーク手数料を確認するのがおすすめです。ネットワーク手数料を高く設定すると、取引速度は向上します。

多くの投資家がPOS(プルーフ・オブ・ステーク)を選択するので、ネットワーク手数料が、ブロックチェーンの取引処理能力に関係しているためです。しかし、ビットコインはPOW(プルーフ・オブ・ワーク)方式のブロックチェーンであるため、基本的にはネットワーク手数料が高くなる傾向があります。

なお、ネットワーク手数料は送金する金額に応じて増加するわけではありません。送金金額にかかわらず、同じネットワーク手数料を支払う必要がありますが、手数料も含まれています。

取引手数料

ビットコインを購入する際には、取引所の取引手数料を支払う必要があります。この取引手数料は、取引所が取引を成立させるために受け取る手数料のこと。取引所によって異なりますが、0.5%から2%程度の取引手数料が一般的となっています。

一回の取引であれば、それほど大きな手数料ではありませんが、頻繁に行うと、手数料の負担が大きくなってしまうため、注意しましょう。

取引手数料は、大きく分けて「メイカー」と「テイカー」の2種類があります。

  • メイカー手数料:新規の注文を入れる際にかかる手数料
  • テイカー手数料:既存の注文を約定する際にかかる手数料

メイカー手数料は、新規の注文がプラットフォームに流動性を提供し、取引所を助けるため、通常はテイカー手数料よりも低く設定されているのが特徴です。

交換手数料

暗号通貨取引所は、入金や出金時に、入金手数料と出金手数料を徴収する場合があります。

この手数料は、法定通貨と暗号通貨の両方に適用され、一部のサービスでは、2ドルから5ドルの定額制を採用していますが、他のサービスでは、送信や受信する金額の一定割合(0.02%から1%)を徴収しています。

少額の暗号通貨を送信するだけの場合は、定額制のサービスを使用すると不便になる可能性がありますが、多額の暗号通貨を送信する場合にはメリットになるでしょう。

また、入金や出金の方法によっても、取引所の手数料が異なる場合があり、クレジットカードやデビットカードは、銀行振込よりも入金手数料が高くなる可能性があります(銀行振込は数日かかる場合があります)。

プレミアムオプション

取引所の中には、手数料なしでビットコインを購入できるオプションを提供しているところもあります。しかし、通常そのようなサービスでは、通常よりも高い価格でビットコインを販売している仕組みで利益を上げています。この価格差のことを「スプレッド」と呼びます。

一部のサービスでは、月額または年額のプレミアム会員に登録することで、手数料なしでビットコインを取引することが可能です。Crypto.com AppやPhemexは、プレミアムオプションが提供されています。

手数料無料でビットコインを購入できる取引所/手数料が低い取引所

取引所の手数料は、取引手数料、入金手数料、出金手数料など、さまざまな種類があります。これらの手数料をすべて理解するのは難しいかもしれませんが、私たちが調べたので安心してください。

残念ながら、多くの取引所では手数料なしでビットコインを購入することはできません。しかし、手数料を割引してサービスを提供する暗号通貨取引所もあります。

  • コインベース:デビットカード・クレジットカードでの購入手数料は3.83%、0.50%の取引手数料で取引するには、コインベースプロを利用する必要がある
  • クリプトドットコム:新規ユーザーがビットコインを購入する最初の30日間は、取引手数料(2.99%)が無料
  • フェメックス:取引手数料がゼロのプレミアム会員を提供しており、カードでの購入手数料は3.85%
  • バイナンス:暗号通貨や法定通貨ごとに入金手数料と出金手数料を設定しており、また取引手数料は0.1%ですが、BNBを保有することで0.075%に引き下げることが可能
  • クーコイン:取引手数料は0.1%ですが、ペアごとに異なる場合がある。引き出し手数料は通貨ごとに異なるが、入金手数料は無料。KCS保有者は、0.08%の取引手数料の支払いのみになる

手数料無料のサービスは、一般的にはビットコインを購入する最適な場所ではありません。スプレッドと呼ばれる、販売価格と購入価格の差額が利益源となっている場合があるため、ご自身の目的に合わせて選択するようにしましょう。

暗号資産(仮想通貨)を手数料なしで買う方法

ビットコインを購入するには、さまざまな手数料を支払う必要があります。手数料は、購入方法、購入する国、購入する金額によって異なるめ、手数料ゼロ、もしくは低い手数料でビットコインを購入できるサービスを選びましょう。

  • Bybit(バイビット)で購入する
  • Kraken(クラーケン)で購入する
  • Coinbase(コインベース)で購入する
  • Binance(バイナンス)で購入する

Bybit(バイビット)で購入する

2018年に設立されたシンガポール拠点の暗号資産取引所で、世界最大級の取引量を誇っており、日本を含む世界160ヶ国で利用されています。プラットフォームとしても使いやすく、トレーダーにとって便利な機能が多数提供されています。また、日本語に対応しているため、日本人でも使いやすいという特徴があります。

バイビットでは、クレジットカードを使って暗号通貨を購入できます。

  1. Bybitの公式サイトにアクセスし、ログイン
  2. 画面左上の「暗号資産の購入」をクリック
  3. 「ワンクリック購入」から購入する暗号通貨と金額を入力
  4. クレジットカード情報を入力
  5. 「JPYで購入」をクリック

購入が完了すると、暗号通貨がBybitのウォレットに反映されます。 現時点での利用可能なクレジットカードは、MasterCard、VISA、JCBの3種類となっているため、カード会社を確認しつつ、購入まで進みましょう。

Kraken(クラーケン)で購入する

クラーケンは、低手数料でビットコインを即座に購入できる優れた取引所。手数料ゼロで購入はできませんが、低い手数料で購入する方法としてはおすすめといえます。60種類以上の暗号通貨を取り扱っていますが、国によって利用可能な暗号資産は異なる場合があるため、注意しましょう。

クラーケンでビットコインを購入するには、まず他の暗号資産取引所と同様に本人確認が必要ですが、本人確認は1日以内に完了します。

クラーケンアカウントが、中級またはプロレベルになると、「Buy Crypto(暗号資産を購入する)」にアクセスできます。ビットコインに換算したい法定通貨の金額を入力し、希望する法定通貨を選択します。次に支払い方法を選択。その後、ビットコイン購入のプレビューが表示されます。プレビューでは、手数料と受け取るビットコインの総額を明確に確認することができます。

Coinbase(コインベース)で購入する

コインベースは、初心者でも使いやすい暗号資産取引所。ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産のほか、50種類以上の暗号資産を取り扱っています。

コインベースの口座開設は簡単です。氏名、メールアドレス、パスワードを入力して、本人確認を済ませれば、すぐに取引を開始できます。本人確認は、1日以内に完了します。

コインベースでビットコインを購入するには、クレジットカードやデビットカードで支払うか、銀行振込で入金するかのいずれかの方法があります。クレジットカードやデビットカードで支払う場合は、手数料がかかりますが、即座にビットコインを購入できます。銀行振込で入金する場合は、手数料は安いですが、数日かかる場合があります。

※ こちらは海外暗号資産取引所です。2023年10月現在、日本国内では利用できない場合がありますと注釈を入れてください。

Binance(バイナンス)で買う

バイナンスは世界最大規模の暗号通貨取引所。アルトコインのリストが豊富なことで知られており、世界中の多くのユーザーに選ばれています。

バイナンスでビットコインを購入するには、まず口座を開設して本人確認が必要になります。本人確認には、氏名、メールアドレス、パスポート、住所などの情報を入力する必要がありますが、本人確認は、1日以内に完了します。

口座開設と本人確認が完了したら、以下の手順でビットコインを購入できます。

  1. Binanceの公式サイトにアクセスし、ログイン
  2. 画面左上の「暗号資産の購入」をクリック
  3. 「クレジットカード/デビットカード」をクリック
  4. 購入するビットコインの金額と、法定通貨を選択
  5. クレジットカード情報を入力し「購入」をクリック

購入が完了すると、ビットコインがアカウントに反映されます。取引手数料は、0.1%となっており、BNB(Binanceトークン)保有者は、0.075%への割引が適用されます。バイナンスから別の取引所やウォレットにビットコインを出金する場合、0.0005BTCの出金手数料がかかり、出金可能額は、0.001BTC以上となっています。

手数料なしでビットコイン購入できるのか?

残念ながら、手数料なしでビットコインを購入することは非常に難しいといえます。オンラインで暗号通貨を購入する場合、少なからずは手数料がかかります。しかし、手数料が低いサービスもあるため、手数料を抑えたい場合は、自分に最適な取引所をリサーチしましょう。

手数料を抑えるために、リスクの高い取引所を使うよりかは、大手取引所から適正な価格でBTCを購入する方が、セキュリティ対策的にもベストだといえるでしょう。

よくある質問

暗号資産(仮想通貨)は手数料完全無料で購入可能?

暗号資産(仮想通貨)の購入には必ず手数料が発生する?

手数料の内訳

まとめ:暗号通貨を購入する際は、自分に最適な取引所を選ぼう

本記事では、暗号資産を手数料なしで購入する方法について解説しました。手数料を完全にゼロでビットコインを購入することは難しいですが、手数料が低いサービスもあるため、手数料を抑えたい場合は、自分に最適な取引所をリサーチすることが大切です。また、手数料を抑えるために、リスクの高い取引所を使うよりかは、大手取引所から適正な価格でBTCを購入する方が、セキュリティ対策的にもベストだといえるため、許容範囲内での手数料を払うことも念頭においておきましょう。

また、暗号通貨は、今後も注目を集め続ける投資対象と考えられます。取引所などの情報を定期的にチェックし、自分に合った方法で暗号通貨を購入していくことが大切です。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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