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情報が錯誤するステーブルコイン市場、未来を築くのはUSDステーブルコインなのか

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ヘッドライン

  • FOXビジネスニュースの記者がCircle社に関するフェイクニュースを拡散
  • BinanceのCEOのCZ氏、ドルペッグ以外のステーブルコインに関する見解を示す
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FOXビジネスニュースの記者がCircle社に関するフェイクニュースを拡散

米国大手報道会社の記者である@EleanorTerrett氏がCircle社が発行する$USDCに関する誤情報を拡散し、市場は一時混乱へと陥る事態が発生した。誤情報ではCircle社がSECからWell noticeを受け取り、登録されていない証券であるため販売を停止する命令が下されたという情報が拡散された。しかし、情報が拡散されるとすぐにCircle社のCSOである、Dante Disparte氏が情報が誤りであることを主張。ツイートを拡散したEleanorTerret氏は誤情報であった事を認め謝罪し、Disparte氏も引用リツイートする形で謝罪を受け入れた。緊張感が走っているステーブルコイン市場に起こった大手報道社によるフェイクニュースにより市場は一時錯乱状態に陥った。

BinanceのCEOのCZ氏、ドルペッグ以外のステーブルコインに関する見解を示す

昨日2月14日の深夜時間に大手取引所のBinanceのCEOであるCZ氏によるAMAが開催され、ステーブルコインに対する新たな見解が語られた。注目を大きく読んだ発言の一つが暗号資産業界のドルペッグのステーブルコインからの逸脱の可能性に関する発言である。CZ氏は昨年のFTXそして、Terra崩壊事件を受け、業界に関する規制は厳しくなり、大手の銀行は協力非常に慎重であると述べた。これらの点から、Binance としては日本円やSGDなどのUSD以外のステーブルコインの採用の必要性があることを示した。さらに日本のステーブルコイン発行団体とすでにやり取りを行っていることも公表されており、Binanceとしては今後出てくるUSDのステーブルコインに注目する意向であることも明らかにされた。

資産形成において重要であるステーブルコインがFUDに取り巻かれる現状であるが故に、投資家は以前より精密なDYORをもとに、ステーブルコインのポートフォリオ形成が必要である状態に直面していると言えるだろう。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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