ビットコイン(BTC)は調整局面に直面しており、迅速に11万800ドルを回復する必要がある。これができなければ、さらなる下落を招く恐れがある。
Glassnodeは重要な水準を特定した。11万800ドルは、新規投資家(5月〜7月に購入した層)の平均コストであり、この期間にビットコインは過去最高値を記録した。
ビットコインは11万800ドルを守るべき
Glassnodeは説明している。市場に1〜3か月いる新規投資家の平均コストは短期的な動きを映し出し、新しい資金の性質を示す。現在その水準は11万800ドルである。
歴史的に、この価格を割り込むと弱気相場に入りやすく、大幅な調整を招くことが多い。

Glassnodeのチャートはこの傾向を裏付けている。オレンジ線は新規投資家のコスト、黒線はビットコイン価格を示す。黒線がオレンジ線を下回ると、その後価格は下落する傾向がある。
月曜日、ビットコインは2024年12月以来最大のロング清算に見舞われた。火曜日には価格が一時10万8600ドルまで下落した後、反発した。急落により1億5000万ドル超のロングポジションが清算された。だからこそ、11万800ドルの水準を速やかに回復することが極めて重要となっている。
イーサリアムに過熱の兆候
イーサリアムの価格は高水準に達しており、Glassnodeは次のように指摘した。「イーサリアムが新たな最高値を記録し、MVRV比率が2.15に上昇した」。
MVRV比率は、時価総額と実現価値を比較するオンチェーン指標で、市場の過熱度を測る。

MVRV比率が2.15という水準は、投資家が平均してコストの2.15倍の含み益を持っていることを意味する。
Glassnodeは「この水準は2024年3月や2020年12月と同じ市場構造を反映している」と説明。いずれも高いボラティリティと利益確定が相次いだ局面であった。
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