Aave Labsが新たなガバナンス提案を発表、暗号資産業界を代表するレンディングプロトコルの今後の方向性を大きく左右する可能性。
書面上は堅実な施策のように見えるが、投資家の動向を反映しないためAAVE価格は反応していない。
SponsoredAAVE、新たなガバナンスモデル導入
「Aave Will Win」と名付けられたこの提案では、Aave DAOに対し次期V4アップグレードを軸とした包括的なロードマップの承認を求めている。可決されれば、V4はプロトコルの次のフェーズで中核のインフラとなり、Aave Labsが開発したプロダクトの収益100%がDAOに直接配分される枠組みが整う。
新たなガバナンスモデルの導入が進められている一方、AAVE価格は依然として低調。マネーフローインデックスでは現在、売られ過ぎの水準にある。最近の指標によれば、マクロ要因による売り圧力は数セッション連続の資金流出の後、ピークに達した可能性。
過去には、AAVE価格は売られ過ぎの局面で反発する傾向があった。こうした売られ過ぎシグナルは、売りが飽和し徐々に買い手が入る状況を示すことが多い。しかし今は暗号資産市場全体の弱さと投資家の慎重姿勢があり、以前の回復局面より単純ではない。
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AAVE保有者の売却続く
取引所の純ポジション変化データでは、売り圧力が依然優勢。純流入が示すのは、保有者がAAVEを取引プラットフォームへ移動していること。この動きは通常、買い増しではなく売却意志の表れ。
流出の拡大と取引所への流入継続は、反発を遅らせる要因となる。良好なプロトコル開発さえも短期的な上昇圧力には直結していない。市場参加者はガバナンスの進展よりも流動性とリスク許容度に注目している。
AAVE価格、サポート水準を維持
AAVE価格は執筆時点で111ドル、フィボナッチ23.6%水準の109ドルを上回って推移。同水準はベアマーケット下の重要な下値サポートと広く認識されている。このサポート堅持が構造的な下落回避には不可欠。
テクニカルシグナルはまちまちで、AAVEが当面109ドル上で横ばい継続する可能性を示す。価格は119ドルのレジスタンス下でレンジ推移となり勢いの安定が予想される。一方で109ドルを明確に割り込む場合、100ドルあるいはそれ以下への下落リスクも高まる。
売り圧力の緩和と投資家の信頼回復があれば、AAVEは109ドルから反発できる可能性もある。119ドル突破はセンチメント改善のサインとなり、128ドルを超えると136ドル到達も視野入り。現状の弱気見通しを打ち消す展開となる。