米国政府の閉鎖が続くとの見方が強まる中、暗号資産市場はリスクオンムードを維持し、今後数日間でさらなる上昇が見込まれている。ビットコインやアルトコインの価格上昇が、新規投資家の資金流入を呼び込む可能性がある。
BeInCryptoでは、短期的に利益機会を秘めた3つのアルトコインをピックアップした。
SponsoredSPX6900(SPX)
SPXは現在1.62ドルで取引され、重要なサポート水準である1.58ドルを上回って推移している。このアルトコインは過去1週間で約62%急騰し、2か月ぶりの高値を記録。投資家の関心が再び高まっていることを示している。
SPXは現在、過去最高値の2.29ドルまで約41%の上昇余地を残している。テクニカル面では指数移動平均(EMA)が明確な上向きを維持しており、強気トレンドが続いている。買い圧力が持続すれば、SPXは1.74ドルのレジスタンスを突破し、次の節目である2.00ドルを目指す可能性がある。
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ただし、市場センチメントが利益確定ムードに傾けば、SPXは1.58ドルを割り込み、調整局面入りする可能性もある。1.39ドルを下回ると上昇モメンタムが一時的に失われ、アルトコイン全体の上昇トレンドにブレーキがかかるだろう。
Sponsoredオプティミズム(OP)
オプティミズムは今週、大規模なトークンロック解除を控えており、447万OP(約328万ドル相当)が市場に放出される予定だ。こうしたイベントは短期的な売り圧力を引き起こすことが多く、供給増加による価格調整が懸念されている。
もっとも、テクニカル指標は中立的なサインを示している。パラボリックSARがローソク足の下に位置しており、0.76〜0.71ドルレンジ内での横ばい推移が続く可能性が高い。買い手は依然として一定の主導権を握っており、市場が新規供給を吸収する中でボラティリティは限定的となっている。
ただし、ロック解除後に弱気心理が強まれば、OPは0.71ドルのサポートを下抜けるリスクがある。その場合、0.68ドル以下への下落もあり得る。供給過多が意識されれば、短期的な強気相場は後退し、トークンの流動性リスクが浮き彫りになるだろう。
アプトス(APT)
アプトスも今週、約1131万APT(およそ6000万ドル相当)が市場に解放されるトークンロック解除を迎える。供給増は短期的なボラティリティを高め、売り圧力につながる可能性がある。
しかし、APT価格は過去1週間で24%上昇し、現在5.31ドルと2か月ぶりの高値を更新。チャイキン・マネー・フロー(CMF)は資金流入の拡大を示しており、投資家の信頼感を支えている。買いが続けば、ロック解除後でも5.50〜5.73ドルを突破する可能性がある。
一方で、買いが鈍化すれば上昇基調は失速する。APTが5.06ドルを割り込めば、4.79ドルまでの調整が視野に入り、短期的な強気シナリオは無効化されるだろう。