アーサー・ヘイズ氏、「ビットコインは7万ドルまで下落後、25万ドルに反発」と予測

アーサー・ヘイズ氏は、ビットコインの価値が劇的に暴落すると予測したが、年末までに過去最高値に回復すると主張した。

同氏の主張の大部分は、今日のDeepSeek関連の市場混乱とは無関係だったが、これらの出来事が触媒として機能する可能性があると述べた。

ヘイズ氏、ビットコインに小規模な金融危機と予想

ビットメックスの元CEO、アーサー・ヘイズ氏は、ビットコインの短期予測を劇的に変更した。今月初め、同氏はビットコインの価格が3月中旬にピークを迎え、その後深刻な調整に直面すると主張していた。

しかし、ヘイズ氏は28日、予測を更新し、BTCがすでにこの下落の瀬戸際にあると主張した。

“三部作エッセイシリーズの順序を逆にする。BTCの7万ドルから7万5000ドルの調整、ミニ金融危機、そして年末までに25万ドルに達するためのマネープリンティングの再開を予測している”とヘイズ氏は主張した。

ヘイズ氏は後にこの予測の詳細な分析を個人のブログに投稿した。多くの世界経済要因に言及した。

ヘイズ氏の短期的なビットコインに対する弱気の予測は、悪化する世界の法定通貨流動性環境に基づいている。これは、米国10年国債利回りの上昇、連邦準備制度の引き締め、米国、中国、日本などの主要経済国でのマネープリンティングの減速によって引き起こされている。

これらの要因は金融ストレスを増大させた。結果として、法定通貨で価格付けされた資産、ビットコインを含む、に対して否定的な環境を作り出している。ヘイズ氏は、ビットコインが世界の流動性条件に非常に敏感であると主張している。

“なぜビットコインの30%の調整を信じるのか？ビットコインがどれほど変動しやすいかを考えると、ブルマーケットの間にこの種の後退はしばしば発生する。さらに重要なのは、市場が2024年3月の過去最高値を超えたのは、2024年11月初めにトランプが再選された直後だった。トランプ主義が米国でのマネープリンティングの加速を告げ、他国も自国経済を活性化するために独自のマネープリンティングプログラムで応じるだろうと、多くの人々が私を含めて広範に書いている”とヘイズ氏は書いた。

同氏の最初の予測は28日、暗号資産市場を壊滅させた中国のAIプロトコル、DeepSeekとは無関係だった。しかし、DeepSeekの影響は同氏の確信を強めただけだった。

金曜日にBTC ETFが記録的な取引量を達成したにもかかわらず、長期保有者が大量に資産を売却した。マイクロストラテジーのような暗号資産関連企業も、大量のBTCを購入したにもかかわらず、DeepSeekの影響を受けた。

しかし、ヘイズ氏にとって、これはビットコインの既存のトレンドを強化するだけだった。