バイナンスは18日、4月1日に8銘柄を上場廃止すると発表し、該当するすべての資産で即座に2桁の下落が発生した。
上場廃止となる銘柄は、Arena-Z(A2Z)、アンプルフォース・ガバナンストークン(FORTH)、フックド・プロトコル(HOOK)、IDEX(IDEX)、ループリング(LRC)、ニュートロン(NTRN)、ラディアント・キャピタル(RDNT)、ソーラー(SXP)である。
投資家の売り急ぎで価格急落
発表から数分で8銘柄すべてが急落した。A2Zが16.19%下落し、最も大きな売りを主導した。IDEXは17.64%下落、FORTHは16.34%安、NTRNは15.19%安となった。
HOOKは14.16%下落、LRCは12.18%安、RDNTは10.95%値を下げた。SXPの下落幅は8.33%と最も小さかったが、同銘柄はすでに2024年半ばからバイナンスで取引ペアが減少していた。
この売りはよくあるパターンを反映する。バイナンスの上場廃止は、流動性の枯渇と板の崩壊によって資金の急速な流出を引き起こすのが通例となっている。
利用者が知っておくべき点
影響は現物取引だけにとどまらない。バイナンス先物では、該当銘柄のすべてのオープン契約が3月24日に自動決済となる。マージン取引は早ければ3月19日から借入停止となり、3月24日に完全上場廃止となる。
シンプルアーン製品は3月25日以降に削除される。ローン、ペイ、マイニングプール、コピートレードなどの各サービスも、4月1日までに段階的に終了予定。
入金は4月2日で停止。出金は6月1日まで利用可能で、それ以降はバイナンスが残高をステーブルコインに強制変換する可能性もある。
バイナンスは開発活動の低迷、取引量の少なさ、流動性の悪化、ガバナンス体制への懸念を主な理由として挙げた。これらの銘柄のいくつかには、ここ数週間監視タグが付与されており、リスク上昇のサインが出ていた。
RDNTには追加の課題があった。ラディアント・キャピタルは2024年10月、マルチシグウォレットのシステムが攻撃を受け、5000万ドル規模の不正流出が発生した。その後もプロトコルへの市場信頼が回復することはなかった。
バイナンスは2026年に入り、上場廃止のペースを加速している。この動きは、開発進捗やセキュリティ基準、健全な流動性を維持できないプロジェクトに対して、取引所の監視が一段と厳しくなっていることを示唆している。