戻る

ベテラン分析家 ビットコインの安全資産神話に懸念 次の暗号資産時代到来の兆し

Googleで私たちを選んでください
sameAuthor avatar

執筆&編集:
Lockridge Okoth

17日 2月 2026年 18:34 JST
  • アナリストは、ビットコインが安全資産としての試練に失敗したと指摘した。
  • 米ドル安にもかかわらず、ビットコインは金に劣後している。
  • AI主導の暗号資産インフラが今後の成長分野とみなされている。
プロモーション

ビットコインは、長らく安全資産やデジタルゴールドとしての役割を担ってきた。しかし、ベテランアナリストのラン・ノイナー氏らがこの仮説に疑問を呈し、ビットコインの未来に警鐘を鳴らしている。

専門家は、ビットコインがかつて担った役割をもはや果たせない理由、さらに暗号資産エコシステム全体が新時代を迎える可能性について説明した。

Sponsored
Sponsored

ビットコインの価値保存論に暗号資産進化の危機

米ドルの弱含みと世界的な不確実性の高まりにもかかわらず、ビットコインは法定通貨の価値下落へのヘッジとして期待通りの動きを見せなかった。

米ドル指数(DXY)は2025年に約9%下落し、2026年もさらに年初来で2%下落した。一方でビットコインは年初来で20〜22%下落し、本稿執筆時点で6万8255ドル前後で推移している。対照的に、金は上昇し、リスク回避局面での強さを証明した。

「関税や通貨摩擦、財政不安が生じた時こそ、ビットコインが価値保存の手段として機能するはずだった。だが実際には、資金は金に流れた」とアナリストのラン・ノイナー氏は記した

ウィリー・ウー氏やヘンリク・ゼバーグ氏を含むアナリストもこの見解を支持し、ビットコインは安全資産ではなくハイベータのリスク資産として振る舞っている点を強調した。

ビットコインの思想的な魅力は色褪せつつある。個人投資家の参加は数年来の低水準にとどまり、かつての熱心な支持者たちは市場から離れつつある。

Sponsored
Sponsored

「ETF承認のために戦った。機関投資家の参入のために戦った。金融システムに入り込むことを求めた。そしてそれは実現した。もはや戦う理由はない……現金として使われず、ストレス買いの受け皿にもならなかったとすれば、物語は何なのか?」とノイナー氏は語り、ETF後の時代を転換点と指摘している。

機関投資家の参入進むも高い代償

11本の現物ビットコインETFが承認され、企業の財務部門が大口で保有し、暗号資産に好意的な規制枠組みも整備されたことから、ビットコインはトラディショナル・ファイナンス(TradFi)システムに完全に統合された。

マイケル・バリー氏は、市場の調整が続けばBTCを保有する企業は大きな価値毀損リスクにさらされると警告した。

Sponsored
Sponsored

「BTCは金のような安全資産としては機能せず、S&P500に連動するボラティリティの高い株式のように振る舞っている」とSwanDeskは指摘し、バリー氏の見解を伝えた。

暗号資産の次段階 生成AIとマシンネイティブ金融の潮流

ノイナー氏は、ビットコインの価値保存論ではなく、AIエージェントが駆動する新興経済圏に将来性を見出している。

兆単位以上の自律的なマイクロトランザクションには、即時かつプログラム可能な決済インフラが必要となる。このニーズに応えられるのがブロックチェーンネットワークである。

「AIエージェントは銀行もクレジットカードも使わない。即時かつプログラム可能な決済インフラが必須となる。それこそが暗号資産である」と同氏は述べた。

Sponsored
Sponsored

ビットコインは本来の目的を維持できずにいる一方、暗号資産インフラ全体が次代のデジタル経済の基盤になりうる。

仮にビットコインが消滅したとしても、分散型ネットワークやアルトコイン、ブロックチェーンを基盤とするソリューションが、AI時代の実利や収益モデルを担う可能性をアナリストは指摘する。

ノイナー氏の分析は、暗号資産の重大な転換点を示す。ビットコインは既にかつての「理念の原動力」ではないが、業界の可能性は一つのトークンを超えて遥かに広がっている。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

スポンサード
スポンサード