米国上場の現物ビットコインETFは、2026年で最長の週次連続流入記録を現在更新中。
不安定な世界的マクロ経済環境下において、機関投資家の需要が大きく安定したことを示す動き。
ブラックロック主導でビットコインETFが4週連続流入
SoSoValueのデータによれば、現物ビットコインETFは4週連続で純流入を記録し、合計で約20億ドルとなった。
特に、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)がこの流れの主役となっている。同ファンドはこの期間の流入全体のうち約17億ドルを占め、市場での支配的地位を強調した。
直近の記録は市場のセンチメントの変化を示しているが、積み立てペースはこれまでの数年よりも緩やか。
この連続流入は、2025年8月から9月にかけての期間以来、最も持続的な買い局面となっている。当時は38億ドル超の新規資金が流入した。
2024年の歴史的な上場以降、全12本のビットコインETF累計流入額は560億ドルを突破した。SoSoValueによると、現在運用資産は約900億ドル規模。
一方、現状の買い戻し局面は、ビットコイン価格の重要な下支えとなった。ビットコインは7万ドル付近で下値を維持している。
特にこの価格安定は、中東地域の地政学的緊張が高まる中で注目される。歴史的にはこうした事態では、金や米国債など従来型の安全資産へ資金が流れがちだった。
しかし、マクロ分析プラットフォームEcoInometricsは、BTC投資家に対し、トップ暗号資産の価格が即座に「ムーンショット」することへの期待を自制するよう促した。
「方向性ははっきりしているが、完全な回復には程遠い。強気シナリオでも、この種の需要は徐々に積み上げる再構築局面を意味することが多い」同社はコメントしている。
同社はこのことを踏まえ、80,000ドル付近の30日ターゲットレンジが象徴的な100,000ドル到達よりも現実的と指摘。
それでも、ETF需要が市場の重しから基盤的なサポートへと転換したことは、この資産クラスにとって大きな転換点。世界最大の暗号資産の新たなサイクル初期段階を示す変化である。