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26億ドル超のオプション本日満期、反落予想が優勢

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Shigeki Mori

06日 3月 2026年 16:19 JST
  • 本日、26億ドル相当のビットコインとイーサリアムのオプションが満期を迎え、ビットコインは7万ドル超を維持している。
  • ビットコインのプット・コール比率が1.70となり、下落リスクへの備え需要が強いことを示す。
  • 暗示ボラティリティが急上昇し、週の反発でイーサリアムIVは75%に達した。
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ビットコインとイーサリアムのオプションで26億ドル超が6日、満期を迎える。デリバティブデータは、暗号資産市場で価格が回復した1週間にもかかわらず、慎重なセンチメントを示している。

トレーダーらは、BTCとETHが清算時まで現在の価格水準を維持できるか注視している。

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オプションデータ、弱気傾向を示唆

満期は、ビットコイン(BTC)が7万731ドル付近で推移する中で到来している。心理的節目である7万ドルをやや上回る水準である。一方、イーサリアム(ETH)は2070ドル付近に位置している。

本日の満期では、ビットコインが大半を占める。3万1709件の未決済契約で、名目価値は約22億3000万ドルに及ぶ。

プット・コールレシオは1.70であり、プットオプション(下落を見込む取引)がコールオプションを大幅に上回る状況。

ビットコイン 満期オプション
ビットコイン 満期オプション 出典: Deribit

BTCの最大ペイン水準は6万9000ドルであり、現在のスポット価格より約1700ドル下。最大ペインとは、最も多くのオプション契約が無価値で満期を迎える価格を指す。

この水準、いわゆる行使価格は、満期時に短期的な重力圧力として作用しやすい。したがって、オプションが満期に近づくDeribitの8時UTC前後には、価格が最大ペイン水準へ引き寄せられる可能性がある。

イーサリアムの満期規模は小さいが、依然として重要だ。19万2403件の未決済契約で、名目価値は3億9800万ドル。

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イーサリアム 満期オプション
イーサリアム 満期オプション 出典: Deribit

ETHのプット・コールレシオは0.90と中立に近い水準。最大ペイン価格は1950ドルであり、現在価格より約120ドル下回る。

価格上昇下でもコールに売り圧力

オプション分析プラットフォームGreeks.liveは、今週の値動きとデリバティブのポジションに顕著な乖離があると指摘した。

「今週、暗号資産市場が反発し、ビットコインは7万ドルという心理的な閾値をしっかり維持。現在、7万5000ドルにも挑戦しようとしている。しかしオプション市場のデータを見ると、過去2日間はコールオプションの売却が取引を主導してきた。価格上昇が続く一方で、モメンタムは鈍化している」と、同社は投稿した。

コールの売りは、資産がさらに大きく上昇しないとみる予想を示す手法。コールを売るトレーダーはプレミアムを受け取る一方で、継続的なブルランには懐疑的であることが多い。これはしばしば、上方モメンタムへの確信が限定的であるサインとなる。

本日の満期は、オープンインタレスト全体の約7%に相当する。Greeks.liveは、これは最近でほぼ最低水準と述べている。

一方、ビットコインのオープンインタレスト全体に占める割合は直近で最高水準となっている。現状のデリバティブ市場でBTCが抜きん出た役割を担っている現れ。

センチメント回復も市場の変動性上昇

暗号資産市場が反発した今週、BTC・ETHともにインプライド・ボラティリティ(IV)が上昇した。BTCのメインタームIVは55%、ETHは75%であり、短期的な価格変動の期待値が高まっている。

上昇局面でIVが上昇するのは、オプション買い手が単なる利得狙いだけでなく、反転下落リスクに備えてヘッジコストを払っていることを示す場合もある。

オプションスキュー(プットとコールの需要バランス指標)も両資産で改善。市場センチメントがやや回復していることを示唆する。

ただし、Greeks.liveは全体像としては弱気が続くと指摘した。

「…市場は依然として弱気局面にある。ブルラン追随の妙味は今のところ平凡で、底値も未確認」と、Greeks.liveのアナリストらは記している。

この見解は、ビットコインでオープンプット契約が約2万件、コールが1万2000件未満と、プットが依然として優勢な状況とも合致する。

今回の満期が短期的なボラティリティ急騰を引き起こすのか、それとも静かに終えるのかは、清算時にBTC・ETHの価格が最大ペイン水準にどれだけ接近するかがカギとなる。

スポット価格と最大ペインの乖離幅が大きければ、満期後のトレーダーのポジション取り直しによって相場変動が激しくなる可能性がある。

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