ビットコイン(BTC)は、2025年10月から5か月連続で月間下落となっている。3月は、マクロ経済の逆風下で約0.56%上昇している。
月足で赤字が続くと、2018~2019年と並び、ビットコイン史上最長の連続月間下落記録となる。
売りが続いたことで、BTCは過去最高値の約12万6000ドルから約46.8%下落した。現在は約6万7800ドルで推移しており、オンチェーン指標は底値圏で見られる「投げ売り」を示唆している。
アナリストのクリプト・ダン氏は、長期保有者の「Spent Output Profit Ratio(SOPR)」が1.0を下回っていることに注目した。これはBTCを155日以上保有している投資家が平均で損失を出しながら売却していることを意味する。
「長期保有者は短期的なボラティリティに最も影響されにくい存在である。その彼らが損失を実現し始める局面は、市場全体の投げ売り(キャピチュレーション)と解釈できる。この時点で短期保有者はすでに市場から退場するか、大きな損失を被っている可能性が高い」と投稿が指摘した。
この指標が1を下回ると、確信をもって保有していた投資家でさえも損失を抱えながら手放す段階であることを示す。
同アナリストは、過去にこうした数値が売り圧力の枯渇に先行して示現してきたと指摘。これが市場の底、または長期的な最安値圏となる場合が多いと述べた。
「現時点でこの市場が絶対的な底と断定するのは時期尚早かもしれないが、損失が広がる局面は恐怖の最終段階、そして新たな機会の始まりと見なせるだろう」とダン氏は付け加えた。
過去には、アナリストのミハエル・ファン・デ・ポッペ氏がBTC/ゴールド比のチャートを指摘し、ピークから約70%下落していることを示した。
「いかなるベアマーケットでも、底は70~85%の調整後に形成される。そして今回はすでに13~14か月のベアマーケットが続いている。歴史的にもこの時期にビットコインはゴールドに対して底を付けてきた。今回も例外ではない」と同氏は述べた。
一方、オンチェーンアナリストのウィリー・ウー氏はより慎重な見解を示している。同氏は「従来型のオンチェーンモデル」に基づき、BTCは4万6000ドルから5万4000ドルの間で底を付ける可能性があると述べた。
これは、一部のアナリストが4万ドルを下回る底圏を予想している見方とも一致しており、現在の売り圧力にはまだ継続の余地がある可能性があると示唆している。
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