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ビットコインの上昇、7万ドルで頭打ちか

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22日 3月 2026年 03:46 JST
  • ビットコインは$70,725付近で推移し、長期保有者は2月初め以降15万枚を蓄積した。
  • ネット実現損益は数週間にわたりマイナスが続き、売り圧力が根強いことを示している。
  • 7万4,000ドルのレジスタンスでの反落とボリンジャーバンドの収束は、レンジ相場を示唆する。
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ビットコイン(BTC)は3月21日、7万725ドル付近で推移している。長期保有者による積極的な買い増しと、7万ドル超での需要の弱さを示すオンチェーン上の実現損失が続いており、相場がこう着状態にある。

この2つの力の綱引きによって、価格推移は過去2週間ほど極めて狭いレンジに圧縮されている。この圧縮がどちらへ抜けるかが、BTCが明確なブレイクとなるのか、再びサポートを試すのかを左右しそうだ。

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ビットコイン保有者に自信が見られず

グラスノードのBTCネット実現損益(24時間移動平均)チャート(1月29日~3月20日)は、期間中ほぼ一貫してマイナス圏にある。最も大きなマイナス幅は2月7日頃で、約2億4000万ドルの損に達し、BTC価格が6万2000ドル近くまで急落したタイミングと合致する。

その後、ビットコインのネット実現損失はやや浅いレンジに圧縮され、3月中旬から下旬にかけては概ねマイナス2500万ドルからマイナス5000万ドルの範囲で推移してきた。プラスに転じた場面も2月9日、2月14日、そして3月上旬から中旬にかけて断続的に生じているが、いずれも短期間で終わっている。

直近の3月18~19日もマイナス2500万ドル付近と依然としてマイナス圏にあり、価格が7万4000ドルまで回復したものの反落している。

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ビットコインのネット実現損益
ビットコインのネット実現損益 出典: Glassnode

この指標の推移が重要なのは、ネット実現損益が長期間マイナス圏にある場合、市場のコスト基準が現状価格を上回る投資家が多いことを示すためだ。

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2025年後半の上昇相場で購入した買い手は、いまだ含み損の状態である。これら投資家の売却回避が価格上昇にはつながっていない。

この指標が安定してプラスへ転じるには、BTCが直近の買い手の平均コスト以上を維持する必要がある。チャート上では7万2000ドルから7万5000ドルがその水準だと見られる。

LTHは依然として強気

一方、実現損失が続く中でも、グラスノードの長期保有者(LTH)保有量チャートは異なる動きを見せている。2月4~5日頃、ビットコイン価格がサイクル最安値の6万2000ドル近辺まで急落したタイミングで、LTH保有量は1446万BTC付近で底を打った。

その後、LTH保有量は着実に増加し、3月20日時点で1461万BTC前後と、6週間で約15万BTCの純増を記録している。(関連記事)

オレンジのラインは一貫して上向きとなり、価格が6万3000ドルから7万5850ドルまで乱高下する中でも増加傾向が続いている。

ビットコイン長期保有者(LTH)保有量
ビットコイン長期保有者(LTH)保有量 出典: Glassnode

この2チャートの乖離は注目に値する。長期保有者は下落相場ごとにコインを買い集めており、流動供給量を減少させている。

ただし、その積み増しだけでは、価格を7万5850ドルのレジスタンス上へ押し上げるには至っていない。供給制約は強まっているが、短期投資家や機関からの新たな買い需要が決定打となるほど育っていない状況だ。

ビットコイン、上値目処確立か

ビットコインの価格は7万725ドルで推移し、ボリンジャーバンドのスクイーズ状態にある。上限バンドは7万4636ドル付近まで下落、中間バンドは7万366ドル、下限バンドも上昇して6万6097ドルに迫ってきた。バンド幅の縮小は、ボラティリティの収束傾向を示しており、歴史的に大きな値動きに先行する典型的なパターンである。

ビットコインの価格は3月17日に7万5850ドルまで上昇したが、2本連続の陰線で7万4000ドルを下回り、現在はその水準が強いレジスタンスとなっている。目先のサポートは6万8865ドル、その下はボリンジャーバンド下限の6万6097ドル、さらに深いサポートは6万2891ドル。

ビットコイン価格分析
ビットコイン価格分析 出典: TradingView

チャートはわかりやすい2択の状況を示す。ネット実現損益がプラスへ転じ、日足終値が7万5850ドルを上回れば、最大の上値障壁が消滅し、次は7万8000ドル付近が射程圏に入る。

一方、6万8865ドルを下回ると、長期保有者の積み増しだけでは現状の売り圧力を吸収できず、6万5000~6万6000ドルゾーンの再テストに至る展開が想定される。

3月27日に予定されている四半期オプションの満期日で、140億ドル相当のビットコイン建て推定未決済建玉があることから、現状のレンジ相場を決着へ導く最も有力な要因となりそうだ。このイベントが通過するまでは、ボリンジャーバンドの収縮が市場の動意づきを示唆するものの、その方向性はまだ定まっていない。

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