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BabylonとBflux、ビットコイン金融で戦略提携

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執筆&編集:
Shigeki Mori

11日 12月 2025年 15:24 JST
Trusted-確かな情報源
  • Babylon と Bflux が戦略提携し、自己保管型ビットコイン運用の制度設計を共同で進める方針を示した。
  • トラストレス技術を活用し、レンディングや追加ユースケースの検証を開始し、安全性と規制対応を点検する。
  • 日本市場でのアウトリーチも計画し、機関投資家のビットコイン活用拡大を視野に共同リサーチを継続する。
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Babylon Labs と Bflux は、ビットコインの自己保管資産を外部委託せずに運用可能にする技術の実装に向け協業を開始した。両社は、レンディングを含む機関投資家向けの運用モデルの検討や技術応用の調査を共同で進める。実装時期は未定で、安全性や規制適合性の検証を行ったうえで詳細を示す方針。

ビットコイン保管構造の実装に向け協業開始

Babylon Labs と Bflu は、自己保管を維持したままビットコインを運用する仕組みの検討で提携した。Babylonが開発する技術は、第三者カストディを介さずにステーキングや貸出などの機能を利用できる構造を想定している。Bfluxは機関投資家向けインフラの設計に関わり、協業ではレンディングのユースケース開発、追加的な応用領域の調査、日本市場向けの情報提供活動などを進める。

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Babylonは11月26日、協業発表に先立ちX(Twitter)の投稿で、協業の枠組みについて「Trustless Bitcoin Vaults と Bflux のインフラを組み合わせ、機関投資家がカウンターパーティリスクを負わずにビットコインを運用できる手法を検討する」と説明している。

投稿では、レンディングモデルの共同開発や日本市場での取り組みも重点領域として挙げた。

両社は現在、実務設計や規制面での整理を含む共同リサーチを行っている。技術の運用モデルや安全性の検証も並行して進めており、具体的なサービス提供時期は示していない。今回の提携により、ビットコインの自己保管資産をどのように金融サービスへ接続するかという論点について、実装可能性を探る取り組みが進むことになる。

市場投入に向け実務面の検証を継続

役割分担は、技術提供と助言を Babylonが担い、Bflux が運用設計やインフラ整備を主導する構成である。両社は、伝統的金融分野での知見を活かしつつ、自己保管資産を前提としたビットコイン運用の枠組みがどの程度実務に適合し得るかを検証する。協業の内容は、共同イベントや資料作成を伴う情報発信も含んでおり、国内の機関投資家や金融機関に向けた理解促進を図るとしている。

ビットコインの保有と運用を分離せずに扱うモデルは、技術的・制度的な検討が求められる領域である。両社は、実装に向けた評価作業を継続し、準備が整い次第、追加情報を公表するとしている。

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