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ビットコインのクジラが押し目買い=個人投資家は追随か静観か

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著者:
Peter Wind

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編集:
Shigeki Mori

13日 1月 2026年 22:03 JST
  • 1月上旬、ビットコインの大口保有者は買い増しを進め、小口投資家は利益確定に動いた。
  • 小売売却は、上昇相場の持続性への強い自信ではなく慎重さを反映した。
  • クジラによる蓄積と個人の売却が重なると、歴史的に上昇確率が高まる傾向があるが、保証されるものではない。
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ビットコインのオンチェーンデータは、大口保有者と小口投資家の明確な分断を示している。1月上旬の上昇局面では個人投資家が利益確定に動く一方、クジラは逆の動きを見せていた。サンティメントのデータによれば、この乖離はこれまで強気な市場環境となる可能性を高めてきた。

サンティメントがデータを公開した時点でビットコインは9万3000ドルを上回って推移しており、多くの個人投資家が直近の値上がりを受けてビットコインの利益計算を行いポジションを再考していた。これによって、小口ウォレットが利益を確定させる動きが強まったが、一方で大口保有者は保有量をさらに増やしていた。

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10~1万BTCを保有するアドレスは、12月中旬から1月上旬にかけて5万6000枚超のビットコインを新たに蓄積していた。これに対し、0.01BTC未満のウォレットは売却に転じており、短期的な上昇であるとの警戒から長期上昇への期待感は薄い状況だった。

個人投資家が上昇局面後に利益確定

小口のビットコイン保有者は、1月上旬の一時的な上昇局面で売却姿勢に切り替えた。ビットコインが9万3000ドルを突破した後、多くの個人投資家はさらなる保有ではなく利益確定を選択した。

こうした行動から、直近の値動きが「強気の罠」になるのではという警戒感が高まっていた。小口トレーダーは、高値圏の持続性に懐疑的で、前週の急変動を受けて警戒を強めた。その結果、少額BTCウォレットがこの期間の売り圧力を後押しした。

サンティメントはデータを公開したツイートで、これが12月中旬とは異なる動向だと指摘した。当時の個人投資家の動きはまだ分かれており明確な傾向はなかった。直近の上昇相場が利益確定の引き金となった形だった。

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ビットコインのクジラが売り圧力を吸収

個人投資家の売却によって調整局面となる一方で、大口のビットコイン保有者は買い増しを継続した。10~1万BTCを保有するウォレットは、12月17日以降も5万6227枚を追加購入し、値動きが横ばいとなる期間でも取り組みを続けている。

サンティメントは、こうした動きが自身の分析枠組みで最も強気なパターンのひとつだと分類している。クジラが買い増し、小口が手放す局面は、暗号資産全体の時価総額拡大に繋がることが多かった。

データによれば、大口保有者はこの価格帯での売り圧力を吸収する余力を持っていた。継続的な買いは、小口トレーダーの躊躇と対照的であり、長期目線の投資家による自信を示していた。

個人投資家への影響

過去にも、ビットコインのクジラが買い増し、一方で個人投資家が売却に動く局面では、上昇優位となる傾向があった。一方でサンティメントは、好材料があるだけで必ずしも上昇を保証しないと注意喚起もしている。強気トレンドは数日から数週間続くこともあるが、クジラの動向は状況次第で急変する場合もある。

個人投資家にとって最も重要なのは、どちらか一方の動きだけを鵜呑みにしないことだ。現状では、相場の下支えが示唆されているが、引き続きリスク管理が重要となる。クジラによる買い増しと個人投資家の売却、そのギャップを観察することで、相場が荒れやすい局面での参考材料となる。

現時点ではビットコインの市場構造は下支えが効いている。個人投資家が再参入するか、慎重な姿勢を維持するかは、この乖離がどの程度続くか次第となりそうだ。

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