暗号資産のクジラがチェーンリンク(LINK)への投資を拡大している。今週、このアルトコインに連動した2つ目の現物ETFが市場に登場した影響である。
機関投資家や大口保有者の活動の増加は、チェーンリンクの将来に対する自信の高まりを示している。ただし、LINKは直近24時間で1%超下落しており、市場全体の下落に歩調を合わせている動きである。
SponsoredビットワイズのチェーンリンクETF、259万ドル流入で始動
ビットワイズ・チェーンリンクETF(ティッカー:CLNK)は、1月14日にNYSE Arcaで取引開始となった。CLNKは運用手数料が0.34%である。しかし、ビットワイズは初めの3か月、上限5億ドルまでの資産についてこの手数料を免除する措置を取っている。
「チェーンリンクは、主流導入に必要なリスク管理や金融意思決定を促進する本質的なオラクル基盤インフラを提供する。CLNKによって、投資家はブロックチェーン経済の基盤レイヤーに新たな投資手段を得た」とビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者がコメントしている。
SoSoValueのデータによると、初日の純流入額は259万ドルだった。ファンドの純資産総額は518万ドル、取引高は324万ドルに上った。
この上場は、LINKに直接連動する米国現物ETFとして2例目となる。グレースケールのチェーンリンク・トラストETF(GLNK)は、12月初旬にデビューし、初日に3705万ドルの流入を集めた。
これと比較すると、ビットワイズの初期流入額は控えめである。それでもETF上場によって、LINK現物ETFの純資産総額は9587万ドルとなり、1億ドルの大台に近づいている。
LINKクジラが買い増しを加速
機関投資家の関心だけでなく、チェーンリンクはクジラからも注目を集めている。オンチェーンデータによれば、単一のクジラウォレット(0x10D9)がバイナンスから13万9950LINK(約196万ドル相当)を引き出した。
この動きは、同ウォレットが先に行った蓄積フェーズに続くものだ。当時、このウォレットはバイナンスから20万2607LINK(約270万ドル相当)を引き出していた。
「現在このクジラは、直近2日間で蓄積した342,557LINK、481万ドル相当を保有している」とOnchain Lensが投稿した。
さらに、Onchain Lensはもう一つのクジラウォレット(0xb59)を指摘している。このウォレットは1月12日に20万7328LINK(約278万ドル相当)を引き出した。
クジラによる関心の高まりは、単発の現象とは言えない。BeInCryptoは先週、大口保有者がLINKを大量に蓄積していると報じている。Nansenのデータによれば、クジラウォレットの残高は直近1週間で1.37%増加する一方、取引所のLINK残高は同期間で1%減少した。
この乖離は、大口投資家がトークンを取引所から自己保管に移していることを示唆している。一般に、このパターンは短期売買ではなく、長期的な蓄積傾向とされている。
それでもなお、市場全体の下押し圧力はLINKに重くのしかかっている。BeInCrypto Marketsのデータによると、同アルトコインは直近1日で1.2%下落した。本稿執筆時点で、LINKは13.8ドルで取引されている。