Blockstreamは、ラスベガスで開催されたBitcoin 2025カンファレンスで、新しいセルフカストディアルアプリを発表し、ユーザーがビットコインを購入・保有する方法を簡素化することを目指している。
このアプリは、第三者の管理を排除し、直接ビットコインを購入して即座にウォレットに保管することが可能。
Blockstreamの「未来の金融はビットコインで動く」ビジョン
最新のアプリは、Blockstreamの既存のウォレットであるBlockstream Greenを基にしている。更新されたバージョンは、ビットコインとリキッド資産の両方をサポートし、初心者向けの再設計されたインターフェースを備えつつ、経験豊富なユーザー向けの高度なオプションも保持している。
ユーザーは、資産の保護方法を選択できるようになった。Blockstream Jadeを用いたハードウェア署名やエアギャップトランザクションなどの機能も利用可能。
また、このアプリは31の言語をサポートしており、スマートフォン1台で世界中のユーザーが利用可能。
同イベントで、Blockstreamはビットコイン経済の成長に向けた新たな方向性を発表した。同社の戦略は、コンシューマー、エンタープライズ、Blockstream Asset Management(BAM)の3つの分野に焦点を当てている。
この構造は、小売ユーザーと機関の両方にアプローチすることを目的としている。
「過去1年で、ビットコインがもはや世界の金融システムの周縁に留まらず、急速に基盤となりつつあることが明らかになった。我々のビジョンはシンプルだ:未来の金融はビットコインの上に成り立つ。この考えに導かれ、Blockstreamはその移行を支える垂直統合プラットフォームの構築に全力を尽くしている」と、Blockstreamのアダム・バックCEOは述べた。
2024年に、Blockstreamは2億1000万ドルを調達し、開発を拡大した。この資金調達は、BAMの立ち上げにもつながり、機関向けビットコイン投資製品を構築している。
それ以来、同社はカストディアン、企業財務、金融サービス企業との協力を拡大している。これらのパートナーシップは、リキッドネットワークとAMPをより広範な金融利用に導入することを目的としている。
このカンファレンスは、米国におけるデジタル資産の勢いの高まりを反映していた。JD・バンス副大統領がイベントで講演し、トランプ政権下での将来の暗号資産支持の規制に対する支持を表明した。
また、同氏はビットコインの大規模な保有を明らかにした。
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