暗号資産イーサの相場が強含む中、米BitMineのトム・リー会長が約150億円相当のETHを市場外で買い取ったとの報道が波紋を広げている。BMNR株は足元で動意づき、直近24時間で5％超、過去5日で約10％上昇し、同期間のイーサ価格の伸びを上回った。
Fusakaアップグレード以降、ETHとBMNR株価の連動性が強まっているとされ、投資家の間では今回の買い付けが株価の一段高につながるか注視が強まっている。
SponsoredETH好調と相関上昇がBMNR株に強力な追い風
Arkhamインテリジェンスが、新たに2つのウォレットがKrakenから92億円相当、BitGoから58億円相当のETHを引き出したと特定。 以前のBitMineの購入サインを反映。トム・リーは一貫してBitMineをETH中心のトレジャリー企業として位置づけており、この積極的な購入は戦略の継続を示す。
BMNRのイーサリアムとの関連性も強まっている。この株のETHとの相関は0.47から0.50に上昇し、BMNRがイーサリアムの動きにより直接反応することを意味する。ETHがFusakaアップグレード後にさらに上昇するならば、BMNRもその後を追う傾向にあり、トム・リーが同じ時期に買っていると、その効果はさらに強まる。
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リーの蓄積とBMNRの相関の上昇により、この株はETHサイクルとトレジャリーのポジショニングによって駆動される、レバレッジされたイーサリアムの代理として振る舞うセッティングを作り出している。
Sponsored Sponsored2つの主要な乖離が内在する力の強さを示唆
日足チャートは蓄積の初期兆候を示している。
チャイキン・マネー・フロー（CMF）インジケーターでキャプチャされた大口ウォレットからの資金フローが、BMNRの価格が押し戻される中でも上昇し始めた。
11月28日から12月3日の間に、株価は下値を更新したが、CMFは上値を更新。これは明確な上昇のダイバージェンスを示唆する。これはしばしば、個人投資家よりも深い懐の買い手が積極的に買いを入れていることを示す。CMFがゼロラインを越える必要があるものの、基盤的な需要は高まりつつある。
出来高も同じストーリーを語る。
オン・バランス・ボリューム（OBV）インジケーターはBMNR価格の遅れにもかかわらず上昇を続け、蓄積が表面下で進行していることを示唆。
OBVは現在、その下降トレンドラインを突破することが必要。これが実現すれば、出来高の強さが資金フローの強さと一致し、クラシックなプレブレイクアウトの構造が完成。
これらのダイバージェンスの組み合わせにより、BMNRの最も強力な買い手が早期に参入し、主な技術的逆転が起こる前によく見られる基盤を構築している。
SponsoredBMNR価格の55%上昇目標が動向を左右
4時間足のBMNRの価格チャートは、逆ヘッドアンドショルダーのパターンを示す最も明確な構造を提供。ネックラインは下向きで、売り手の影響が未だ残っており、ブレイクアウトには強い出来高の確認が必要。ここでOBVのブレイクアウトがより重要に。
BMNRは現在33.59ドル付近で取引中。33.99ドルゾーンを越える決定的な動きがあれば、パターンが完全に活性化。その場合、上昇の目標は52.70ドル付近に位置し、ブレイクアウトが完了すれば55%の上昇の可能性。
下落の場合、24.31ドルが主要な無効化ゾーン。
トム・リー氏が1億5000万ドル分のETHを購入したとされ、イーサリアムがフザカ後に注目を集め、日足チャートに上昇のダイバージェンスが現れ、4時間足で大きな反転パターンが形成されつつある中、BMNRの価格はファンダメンタルズとテクニカルが一致する稀な局面に入っている。
