BNBは11日現在、取引所トークンセグメントを支配しており、機関投資家やコミュニティからの資本流入を引きつけている。このトレンドが続けば、BNBは次のアルトコイン市場の波の中心に留まる可能性がある。ただし、短期的なボラティリティや利益確定圧力は注視すべき要因となる。
セグメントにおける優位な地位
Sponsoredバイナンスコイン（BNB）は7月末に過去最高値（ATH）を更新。その後わずかに調整したが、本稿執筆時点では811ドルで取引されている。
これによりBNBの時価総額は1,143億6,000万ドルに達し、ナイキやマイクロストラテジーを上回った。
その強さは見かけだけではなく、バイナンスとBNBチェーンの両方を支えており、オンチェーン活動が増えるにつれて供給を引き締めるバーンが続いている。
ダニエル・ニタ（Xユーザー）
BNBは現在、取引所ベースのトークン全体の総時価総額の81％を占め、セグメントを支配している。この優位性は、バイナンスのブランド力と、DeFi、NFT、現実資産（RWA）におけるBNBチェーンエコシステムの競争力を反映している。
これはバイナンスのブランド力と、DeFi、NFT、現実資産（RWAs）におけるBNBチェーンエコシステムの魅力を反映している。
BNBチェーン上で最大のDeFiプロトコルであるPancakeSwapも恩恵を受けている。BNBのATH更新はCAKEへの新規資本流入を促し、両トークン間の流動性と市場センチメントの密接な関係が背景にある。
ビットコインやイーサリアムに加え、BNBは戦略的準備金構築を目指す機関投資家の注目も集めている。ナスダック上場企業BNC（旧Vape）はBNB20万枚を取得するために1億6,000万ドルを投じ、世界最大のBNB機関保有者となった。
またWindtree Therapeuticsも、BNB準備金構築を目的に5億2,000万ドルの資金調達を計画しており、企業間で「BNB準備金」トレンドが広がる可能性がある。
1200ドルまで上昇の可能性
暗号資産アナリストのAli氏はXで、BNBの価格構造がビットコインの動きを反映していると指摘。この観察に基づき、BNBは1,200ドルを目指すラリーの初期段階に入る可能性があると見ている。
将来の見通しは明るいものの、BeInCryptoはBNBが新たなATHを更新した際、中期保有者の一部が売却に動き、一定の売り圧力が発生したことを確認している。
そのため投資家は、強いラリー局面での清算を避けるため、レバレッジポジションの管理に留意する必要がある。
