ビットコインは23日、31,450ドル付近まで上昇し、年初来最高値を更新し、週末の暗号通貨(仮想通貨)市場は全面高となった。これは、米Volatility Sharesのレバレッジビットコイン先物ETF「BITX」の米国証券取引委員会(SEC)の承認が影響したとみられる。

暗号通貨分析ツールコイングラスによれば、23日の急騰前に、ビットコイン市場で約2400万ドルのショートポジションが清算。これも価格上昇に一役買ったと見られる。一方、オンチェーン分析会社グラスノードは、ビットコインの価格が25,000ドルから3万ドル台への上昇により、短期保有者の96.9%が利益を得たと指摘。これが売り圧増加の懸念材料となる可能性がある。
ビットコインの年初来最高値更新と同時に、アルトコイン市場も上昇基調に。分散型取引所(DEX)を提供するセラム(SRM)は前週比で141%増加し0.145ドルを記録。ビットコインキャッシュ(BCH)は続伸し年初来最高値220ドルを付けるなど、高騰する銘柄が散見された。
BITXはCMEビットコイン先物日時ロール指数に連動し、2倍のレバレッジを利用したビットコイン先物として27日から取引開始。米SECは21年10月に初のビットコイン先物ETFを承認し、ProSharesなどが提供を行う。 ビットコインのETF申請は、15日に申請された大手資産運用会社ブラックロックの現物ETFを皮切りに複数社がビットコイン現物ETFを申請。ビットコインはこれらの好材料により上昇基調となり、22日には3万ドル代に回帰していた。本稿執筆字のビットコイン価格は30.078ドル。
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