イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリンは24日、TRUMPや政治的ミームコイン、現在の暗号資産業界の状況について警告の書を投稿した。
同氏は、ゲンスラー氏がガバナンストークンと証券を区別する際に規制の抜け穴を残したことが悪質な行為者を招いたと指摘した。
ブテリン vs トランプ 暗号資産の未来をかけた戦い
イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏は、TRUMPや他の政治的ミームコインに対する不安を募らせている。長文のSNS投稿で、ブテリン氏は暗号資産業界の長期的なビジョンを強調し、「我々は昨年から新たな秩序に入っている」と主張した。
同氏は、暗号資産の制度的受け入れが悪質な行為者を繁栄させたと指摘した。
「今こそ、大規模な政治コインがさらなる一線を越えている事実について話す時だ。これらは単なる楽しみの源ではなく、参加者の誤りにとどまらず、外国の国家を含む無制限の政治的賄賂の手段である」とブテリン氏は主張した。
ブテリン氏にとって、TRUMPの立ち上げは画期的な瞬間だった。トークンの94%が40のウォレットに保有されており、詐欺師たちはTRUMPとMELANIAのブームを利用して10億ドル近くを盗んでいる。
通常、米国大統領は在任中に私的なビジネスを行うことはできない。したがって、トランプのミームコインは暗号資産業界外でも大きな懸念を引き起こしている。
しかし、ブテリン氏はトランプや他の著名なミームコイン発行者に全ての責任を負わせたわけではない。元SEC議長のゲイリー・ゲンスラーがガバナンストークンを別の概念として指定することで証券法に抜け穴を作ったと指摘した。
ブテリン氏の見解では、この抜け穴のためにゲンスラー氏は「暗号資産懐疑派の間でも英雄とされるべきではない」と述べた。
元SEC議長は、ビットコインETFを承認した後でも、規制の取り締まりで暗号資産業界から広く批判され、嫌われていた。ゲンスラーは規制の明確さを提供せず、現行規制の抜け穴を閉じることもなかった。
しかし、振り返ってみると、ブテリン氏は暗号資産の「部分的な遵守と部分的な反抗」がTRUMPに直接つながったと主張している。それでも、同氏は前進の道を見ている。
「資本配分メカニズムの明るい未来が構築できる。コミュニティの願いと一致し、プライバシー、セキュリティ、オープンスタンダード、オープンソースといった重要な価値を守る方法を考え出すことができるかもしれない。加速はどちらにせよ来る。我々の任務は最も明るいベクトルを選ぶことだ」と締めくくった。
ブテリン氏は、DeFiコミュニティ全体が新参者に長期的な充実と資産形成について教育し、正直なトークンベースの資金調達に戻り、この自己破壊的な市場論理に対抗する責任があると指摘した。
同氏は、「テクノ楽観主義者」d/accまたは「防御的加速」哲学を提案して前進することを提案した。
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