戻る

カンター・フィッツ、ゴールドとビットコインのハイブリッド商品発表

author avatar

著者:
Paul Kim

editor avatar

編集:
Shota Oba

09日 9月 2025年 18:13 JST
Trusted-確かな情報源
  • カンター・フィッツジェラルドは、金とビットコインを組み合わせた新しいファンドを立ち上げ、バランスの取れたリターンを目指している。
  • 投資家はビットコインの上昇分の45%を得て、金は元本を100%保護する。
  • このファンドは、戦略的機会を求める富裕層および機関投資家を対象としている。
プロモーション

ウォール街の大手金融機関カンター・フィッツジェラルドが、金とビットコインの特性を組み合わせた新しい投資商品を発表した。

同社は月曜日、「カンター・フィッツジェラルド・ゴールドプロテクテッド・ビットコインファンド」を立ち上げたと発表した。

リスクとリターンのバランス

この新ファンドは、とビットコインを組み合わせることで下落リスクを抑制しつつ、投資家が得られる上昇益の一部を制限する仕組みを採用している。

Sponsored
Sponsored

投資家は5年間でビットコインの上昇分の45%を享受できるが、ビットコインが下落した場合には金のリターンを用いて元本を最大100%保護する設計だ。

そのため、仮にビットコインが大幅に上昇しても、投資家の取り分は上昇分の45%に限定される。

カンター・フィッツジェラルドは、本商品を「短期的なボラティリティを抑えつつ、長期的なビットコイン上昇の恩恵を享受できるファンド」と位置付けている。

戦略的タイミングと保護

グローバル資産管理責任者ビル・フェリ氏は「タイミングと保護が重要だ。特にリスク資産が過去最高値圏にあるときはなおさらだ」とコメント。価格が高水準にある局面でのリスク低減の必要性を強調した。

会長のブランドン・G・ルットニック氏も「ビットコインを投機的リスクから戦略的機会へと捉え直すための商品だ」と述べた。同ファンドは高資産家や機関投資家向けに提供される。

なお、カンター・フィッツジェラルドはテザー(USDT)の準備資産を管理している企業でもある。

今年4月には、テザーやソフトバンクと提携し、ビットコイン蓄積を目的としたDAT企業「トゥエンティワン・キャピタル」を立ち上げている。

ハワード・ルットニック氏は同社CEOを務め、トランプ政権下で商務長官も歴任した人物として知られている。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。