カルダノの創始者であるチャールズ・ホスキンソン氏は18日、Lace Paper Walletのハッキングに成功した人に100万ドルの賞金を提供すると発表した。Input Output Global (IOG)はRare Evo 2024イベントでこのウォレットを紹介した。
8月17日のX（旧Twitter）のビデオで、Hoskinsonはこのチャレンジは2024年の終わりまで、または誰かがウォレットをハッキングして賞金を請求するまでオープンにしておくと発表した。
ホスキンソン氏、Lace Paper Walletのセキュリティテストに100万ドルを提供
SponsoredIOGはLace Paper Walletを暗号通貨業界で最も安全なものの1つになるように設計した。公開鍵と秘密鍵用の2つのQRコードを備え、秘密鍵はPGP（プリティ・グッド・プライバシー）を使って暗号化され、ペーパーウォレットに関連する一般的なリスクを軽減する。
ホスキンソン氏は、「これは、この業界の歴史上、最も安全なペーパーウォレットだと思います」と語った。
ホスキンソンはウォレットのセキュリティに自信を示した。同氏によると、このウォレットは、悪意のある行為者が秘密鍵をコントロールして不正な取引を実行することを可能にするリプレイ攻撃から保護されているという。秘密鍵のQRコードを暗号化することで、Lace Walletは正当な所有者だけがウォレットを復元できるようにしている。これにより、不正アクセスのリスクを負うことなく、PDFファイルとしてバックアップしたり、電子メールに保存したりすることが安全になります。
このため同氏は、Lace Walletの侵入に成功した人にUSDMステーブルコイン100万ドルを提供している。参加者は暗号化された秘密鍵にアクセスしてウォレットをハッキングし、内部に保存されているNFT（non-fungible token）を取り出す必要がある。
プログラムのルールによると、最初にIOGにNFTを提出した人が報奨金を受け取れる。ただし、報奨金を受け取るためには、参加者はいくつかの条件を満たさなければならない。これには、KYC（Know Your Customer）プロセスに合格すること、悪用された脆弱性をIOGのみに開示すること、ウォレットを侵害するためにソーシャル・エンジニアリングのテクニックを使用しないことなどが含まれる。
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この報奨金は、開発者が見落としているかもしれないLace Walletの脆弱性を発見することを目的としている。多額の金銭的インセンティブを提供することで、カルダノはウォレットのセキュリティを検証したり、一般公開前に対処すべき問題を特定したりすることを目指している。
