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ミッドナイトのNIGHTトークン、200%高で注目

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Shigeki Mori

11日 12月 2025年 09:55 JST
Trusted-確かな情報源
  • カルダノのミッドナイト(NIGHT)トークンは上場で約200%急騰し、1日あたりの取引高は3億2,000万ドルを超えた。
  • 欧州で規制強化や監視懸念が高まる中、ジーキャッシュ、ダッシュ、レールガンを中心にプライバシートークンが昨年10月以降大幅に上昇している。
  • NIGHTはゼロ知識技術とプライバシー重視の設計により、業界で最も有力なテーマから恩恵を受ける立場にあった。
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Midnight NetworkのNIGHTトークンは、12月9日のローンチから24時間以内に約200%高騰し、CoinGeckoやCoinMarketCapで最も話題となった資産となった。

トークンの時価総額は12億ドルを超え、初日には取引高が3億2000万ドルを記録した。

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プライバシーコイン上昇局面到来か

設計上、Midnightはカルダノの「パートナーチェーン」またはサイドチェーンとして構想されている。最初のトークンおよび台帳はカルダノ上(カルダノ・ネイティブ資産)で発行されている。

この大きな注目を集めた市場デビューは、Midnight Networkを市場の大きな転換点の中心に位置付けた。プライバシーコインは10月以降、上昇傾向を強めている。

直近ではヨーロッパでの規制強化、監視ルールの厳格化、ゼロ知識技術への新たな関心がブームを後押ししている。

Zcashは10月から11月中旬にかけて10倍に急騰し、この流れに火をつけた。 この高騰は、EUが2027年以降、暗号資産取引所によるプライバシーコインの上場を禁止するルールを承認した時期と重なる。

トレーダーらはダッシュ、レイルガン、ディクレッド、モネロなどに資金を移し、この分野のモメンタムが高まる中、プライバシートークンの取引高はピーク時に30億ドル近くに達した。

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しかし、この上昇トレンドには緊張感が伴う。アナリストは、規制当局の監視強化によりプライバシー関連の活動が規制プラットフォームから締め出される可能性を指摘する。

同時に、EUの監視措置や提案中の「チャットコントロール」法をめぐる議論が、秘密保持を重視する技術への需要を後押ししている。

こうした状況下、Midnightのローンチはまさに絶好のタイミングで行われた。プロジェクトはゼロ知識証明とデュアルトークンモデルを活用する、プライバシー重視型ネットワークを標榜している。

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NIGHTは主要資産として機能し、DUSTはプライベート取引の資金として用いられる。このモデルは選択的開示が可能で、必要な場合のみデータが可視化される仕組み。

この構造は、単なる匿名化ツールではなくプライバシーインフラへの市場のシフトと合致する。ウォレット追跡や本人確認要件、デジタル金融における個人情報管理への懸念が高まる中、新たな需要に応えている。

暗号資産のプライバシー強化論が急浮上

取引の関心もこの動向を反映した。NIGHTは約0.039ドルから0.085ドル超へと上昇し、その後やや調整。流通供給量は166億トークンに達し、投資家は次世代プライバシー技術サイクルへの入り口と捉えている。

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MidnightのNIGHTトークン価格チャート 出典: CoinGecko

それでもプライバシー分野は依然として値動きが激しい。Zcashは11月のピークから40%以上反落し、Dashも12月初旬の急騰後に勢いを失っている。

アナリストは、規制強化や新たなプライバシー特化プロジェクトの登場により、今後もリーダー間の入れ替わりが続くとみている。

現時点でMidnightは今四半期に新規上場したトークンの中で最も強い初動を見せている。同トークンの上昇は、規制環境が厳しくなる中で資本がプライバシーインフラに急速に流入していることを示す。

次の試練は、初期のブームが落ち着き、市場が話題から実利用へと軸足を移した時に需要が維持されるかどうかである。

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