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カルダノ上昇一服か、チャートは9%の変動リスク示唆

06日 1月 2026年 17:00 JST
  • カルダノの価格は強気を維持しているが、21%の上昇後に勢いが鈍化している。
  • コインの移動が少ないことは、保有者が忍耐強く、急激な下落よりも値固めを選好していることを示す。
  • 勢いに大きな変化がない限り、価格は$0.39〜$0.43の範囲で推移する見通しだ。
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カルダノ価格は過去7日間で約21%、直近24時間で約7%上昇しており、今週の大型銘柄の中でも有力な上昇銘柄のひとつとなっている。この上昇はチャート上のトレンド指標も好転しており、一見すると健全な動きに見える。

しかし、詳細を見ていくとより複雑な状況が浮かび上がる。大局としては上昇基調が続いているものの、モメンタム系指標はこの動きが一服しつつある可能性を示す。急落ではなく、次の方向感を示す前にレンジ相場へと転換する兆候が出ている。以下、各指標の状況を確認する。

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上昇傾向維持も12時間足で勢い減速

12時間足チャートでは、カルダノは引き続き上昇トレンドの構造を維持している。強気の重要なサインは、指数移動平均線(EMA)のゴールデンクロスが近づいている点にある。具体的には20期間EMAが50期間EMAに接近している。

指数移動平均線は直近の価格動向を重視して価格データを平滑化する。短期EMAが長期EMAを上抜けると、トレンドが強まるサインとなる。このシグナルは、カルダノの中期的な上昇傾向が維持されていることを裏付けるもの。

ただし、モメンタム指標はやや異なる様子を示している。

12月9日から1月6日にかけて、カルダノ価格は下落傾向を示した一方、相対力指数(RSI)は上昇傾向を示した。RSIはモメンタムを測定する指標。価格が軟調でもRSIが上昇すると、隠れた弱気ダイバージェンスが発生する。これは一般的にモメンタムの鈍化(しばしば調整)を示し、トレンド転換を示すものではない。

Conflicting Metrics Surface
指標の不一致が顕在化 出典:TradingView

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もし次のカルダノのローソク足が0.43ドル(約62円)を下回って形成された場合、戻り高値圏のパターンが確定し、調整リスクが拡大する。

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要するに、トレンドは依然として上向きだが、勢いは弱まっている。こうした局面では上昇継続や急落ではなく、揉み合い・レンジ相場になりやすい。

コイン移動の少なさは保有者の忍耐示す

オンチェーンデータを見ると、現時点で大きな調整が起きにくい理由が分かる。

「Spent Coins Age Bands」は、保有期間別にどの程度カルダノが移動しているかを追跡する指標。値が大きいとコインの売却や移動が多い状態、値が小さいと保有者が売却せず静観していることを示す。

特に2つの重要なグループが目立つ。

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短期のADA保有者(7~30日間)の売却枚数は、約5870万ADAから410万ADAまで急減。過去24時間で87%減少した。一方、2~3年の超長期保有分も、約300万ADAから38万2000ADAまで93%減少している。

ADA Coin Activity Slows Down
ADAコインの取引減少 出典:Santiment

このデータは明確な傾向を示す。短期トレーダーも長期投資家も様子見姿勢を選択している。強い上昇の直後でもパニック売りや積極的な利益確定の兆しはない。

モメンタムが一服し、コイン移動も減少する局面では、通常は下落よりもレンジ相場に移行しやすい。

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カルダノ価格、9%のレンジ推移示唆

トレンドとモメンタムの頭打ちが重なるなか、重要なのは価格水準である。

カルダノ価格は0.39ドル(約57円)を維持できれば、上昇構造は維持される。この水準が直近のサポートであり、下抜けた場合は0.33ドル(約48円)までの調整リスクが現れる。

一方、注目すべき上値は0.43ドル(約62円)圏。明確にここを突破し維持できれば、現在の弱気ダイバージェンスは無効化され、再びモメンタムが回復する。このシナリオになれば、当面0.48ドル(約69円)を、勢い加速なら長期的には0.60ドル(約87円)を目指す展開も想定できる。

Cardano Price Analysis
カルダノ価格分析 出典:TradingView

このいずれかの水準をブレイクするまでは、0.39ドルから0.43ドル(約57円~62円)のレンジが主戦場となる可能性が高い。この幅はおよそ9%の値幅となる。

現状のデータに合致するレンジだ。トレンドは強気なものの、保有者は売却せず、モメンタムだけが整理待ちの状態である。

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