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チリーズ、2026年W杯向けファントークン戦略発表

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執筆&編集:
Mohammad Shahid

10日 2月 2026年 03:49 JST
  • チリーズは2026年に米国市場への再参入を計画し、FIFAワールドカップを前に新たなファントークン提携やナショナルチームの展開を進める方針だ。
  • ロードマップはオムニチェーン・ファントークンを導入し、トークンのブロックチェーン間移動と幅広い流動性やDeFiへのアクセスを可能にする。
  • 後期には、ファントークンをスポーツ金融へ移行し、成績連動型トークノミクスや実世界のスポーツ資産のトークン化を導入する方針だ。
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スポーツおよびファンエンゲージメント向けブロックチェーン「Chiliz」が、2026年に米国で開催されるFIFAワールドカップを前に、ファントークン拡大に向けた3段階のロードマップを発表した。

このプロジェクトは、ナショナルチームと連携した新たなファントークンのローンチやブロックチェーン領域の拡大により、米国市場への本格再進出を目指す。新たに公開された2030年マニフェストで詳細が明かされており、2026年はChilizが実験段階から本格展開へ移行する年となる見通し。

Chiliz 2026年ロードマップ 出典:Chiliz 2030 Manifesto
Chiliz 2026年ロードマップ 出典:Chiliz 2030 Manifesto
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規制の明確化が米市場再参入を後押し

同社によると、2026年第1四半期に米国で最初のファントークンパートナーシップを発表する予定。規制面の不透明さから活動が限定的だった数年を経ての本格復帰となる。

同時にChilizは、2026年夏にナショナルチームと連動したファントークンのローンチも予定。クラブ単位のトークンとは異なり、ナショナルチームファントークンは、大会や国際競技を中心に設計されている。

ワールドカップを控え、Chilizは従来のクラブサポーターだけでなく、大規模なイベント志向のファン層の獲得を狙う。

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オムニチェーン拡張でDeFi利用拡大

2026年に予定されているもう一つの大きな変化は、Chilizのオムニチェーン(複数チェーン対応)モデルへの移行である。第1四半期より、ファントークンはクロスチェーン基盤によって外部ブロックチェーンへ橋渡しされる。

つまり、ファントークンがChilizエコシステム外に移動し、他のブロックチェーンとも連携できるようになる。

この変革により流動性向上、クロスチェーン取引やアービトラージの実現、独自チェーンを超えたDeFi用途での活用が可能となる。

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新トークノミクスと製品強化を2026年まで順次展開

2026年第2四半期には、Chilizは独自のCHZトークンバリューアクルーアル(価値付与)メカニズムを新たに導入する計画。

新たな仕組みでは、全ファントークンエコシステムで発生した収益の10%を継続的にCHZトークンの買い戻しに充てる。これによりCHZ需要とファンのアクティビティが直接結びつく仕組みとなる。

さらに2026年半ばには、プロダクトのアップグレードも予定。

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ファントークンを展開する消費者向けプラットフォームSocios.comは、DeFiウォレット統合を含む新バージョンをローンチする。

年内にはパフォーマンス連動型のトークン仕組みも導入する方針。試合結果が直接ファントークンの供給量に反映され、勝利時にはトークンのバーン、敗北時には新規発行が行われるようになる。

2026年以降、Chilizのロードマップはスポーツ領域の現実資産トークン化へとシフト。2027年以降は収益ストリームや知的財産、従来流動性の低かったスポーツ資産などのトークン化を進める計画。

このロードマップは、収益連動型の買い戻しや、短期的な価格動向よりインフラ強化に注力するなど、ここ最近のChilizエコシステムの動向に基づき策定されたものである。

ワールドカップを控えるなか、Chilizはファントークンを単なるエンゲージメントツールから、グローバルに取引される新たなスポーツ資産クラスへと進化させることを目指す。

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