ドナルド・トランプ次期大統領はホワイトハウスの初の暗号資産管理役として、商品先物取引委員会（CFTC）の元委員長クリス・ジャンカルロ氏を検討していることがわかった。Foxビジネスが22日、報じた。
デジタル資産の人気擁護者であるジャンカルロ氏は、11月5日の選挙勝利以来、トランプ移行チームの重要なメンバーである。
トランプ、ホワイトハウス暗号資産規制委員会にクリス・ジャンカルロを検討
トランプ次期大統領は、暗号資産のための規制委員会を設立し、SEC委員長ゲイリー・ゲンスラーを解任すると語っていたが、同氏の当選は現在進行中のブルサイクルを引き起こした。
Sponsoredしかし、トランプ氏の暗号資産支持の動きは、2025年1月末に就任する前からすでに具体化し始めている。ゲンスラー氏は21日、SEC委員長としての4年間の任期を終えて辞任を発表した、。
現在、トランプ氏はホワイトハウス内での初の暗号資産アドバイザー役を検討しており、ジャンカルロ氏が有力候補となったとFOXビジネスが報じている。
「ホワイトハウスでの暗号資産担当者のアイデアに関しては、中立であり、すべてのプロトコルと協力し、暗号資産が特別である理由を深く理解している人がその役割を担うべきだと感じている」とカルダノ創設者チャールズ・ホスキンソン氏がX（旧Twitter）で書いた。
同氏のファンはジャンカルロ氏が再び行政に戻ることを熱望していた。金融家であり、暗号資産の長年の支持者である、同氏は2021年、「Crypto Dad」のペンネームで著書『The Fight for the Future of Money（未来の通貨を巡る闘争）』を上梓した。
2017年から2019年までのCFTCでの任期中、ジャンカルロは暗号資産の率直な支持者であった。2018年の上院公聴会で、ブロックチェーンと暗号資産の開発を支援するためのCFTCの国境を越えた枠組みの確立を推進した。役職を離れた後、デジタルドルプロジェクトを設立した。
彼の役割において、ジャンカルロはビットコインとイーサリアムを証券ではなく商品として宣言するための基準を確立するのを助けた。彼はまた、XRPの一貫した支持者であった。リップルとSECの激しい法廷闘争の間、彼は公の場で会社の利益を強く主張した。
「ウォール街が暗号資産の荒野に出会う：ジャンカルロは、ブロックチェーンの森を野生の投機から切り開くために必要な規制の木こりかもしれない」とあるユーザーが付け加えた。
しかし、トランプはこの分野で複数の有力者と相談し、最適な人材を引き抜くことを検討しているとされている。他の噂される候補者には、BTC Inc.のデビッド・ベイリーCEOや、Riot Platformsの公共政策責任者ブライアン・モーゲンステルン氏が含まれている。両者はトランプの選挙運動のために多額の資金を集めるのを助けた。
