暗号資産市場は28日現在、市場全体の時価総額が0.78%下落している。一方、先週、21年以来となる資金流入量を記録。暗号資産取引所の月別の現物資産取引量は4月ぶりの高値を更新した。強気相場が続く中、市場では各暗号資産の月足の確定に注目が集まっている。
英暗号資産運用会社コインシェアーズによると、11月第4週、暗号資産市場は総額3億4600万ドルの流入を記録した。これは21年後半以来の最大週間流入となる。地域別では、カナダとドイツが総流入の87%を占めている。米国からの参加は依然として低く、前週の流入はわずか3000万ドルにとどまった。ジェームズ・バターフィルリサーチ部長は米国からの流入の少なさはビットコインETFの承認を織り込んだ投資家たちが販売を待っていることに起因するとした。
ビットコイン短観分析
ビットコイン価格(BTC)は24日に3万8437ドルの年度最高値を更新した後、下落している。当社シニアインベストメントアナリストのヴァルドリン・タヒリ氏の市場分析で、ビットコインが6週連続で強気の週足を形成しており、この現象は20年10月にも見られたと指摘。相対強度指数(RSI)が上昇傾向にありながらも、「買われずぎ」領域にあると示唆した。
インフルエンサーのJJCycles氏は「CMEが現物ビットコインETFの承認が間近かもしれないことをヘッジするためにロングを開いたらどうだろうか?CMEでの未決済建玉は過去数週間で確実に急増している」と述べ、強気の見解を示した。
タヒリ氏エリオット波動理論を引き合いに、ビットコインは上昇トレンドの第3波にあるみており、三角持ち合いからのブレイクアウトは、価格を4万1000ドルの抵抗レベルへと押し上げる可能性があるとした。しかし、下振れすると3万5000ドルへの下落リスクも指摘した。
当社オン・チェーンアナリスト、イブラハム・アジバデ氏は13日、オンチェーン分析で3万5000ドルのサポートレベルに大きく依存していると主張。グローバルIn/Out of the Money(GIOM)データによれば、同サポートレベルの重要性を示しており、サポートレベルを下回れば、ビットコイン価格は3万3000ドルに後退する可能性がある。3万8000ドルを回復すれば、強気派が市場を再び牽引するも、3万7900ドルで購入した123万人の保有者が早期に売却すれば、価格は再び後退する可能性が高いと分析した。
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