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ビットコイン価格、市場の下落に反して強気サイン|長期で65万ドルは圏内か

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ヘッドライン

  • ビットコイン価格(BTC)は16日、前日の香港でのビットコイン上場投資信託(ETF)の承認からなる上昇から一服。本稿執筆現在は6万2364ドルを推移している
  • 当社ニュース部門の最高責任者アリ・マーチン氏によると、ビットコインのMVRV(実現価値に対する市場価値)モメンタム指数が買い時を示唆している
  • 著名ビットコインアナリストのウィリー・ウー氏によると、新たに展開されているビットコインETFは、ETF投資家が完全に参入すると、市場の底で9万1千ドル、頂点で65万ドルの価格目標が設定されている
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ビットコイン価格(BTC)は16日、前日の香港でのビットコイン上場投資信託(ETF)の承認からなる上昇から一服。本稿執筆現在は6万2364ドルを推移している。下落基調が続いた昨今の相場に反してアナリストは短期から長期まで強気の予測を展開した。

当社ニュース部門の最高責任者アリ・マーチン氏によると、ビットコインのMVRV(実現価値に対する市場価値)モメンタム指数が買い時を示唆している。この指数が90日平均を下回ると、購入のチャンスとされる。ビットコインの直近の価格修正後、MVRVは再び90日平均を下回り、さらなる下落が予想されるものの、現在が購入の適切なタイミングであることを示していると指摘した

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暗号資産分析会社サンティメントは、ビットコインの主要保有者が市場の不安定さにも動じず、保有を継続していると報告。特に、100から1万ビットコインを保有するウォレットは合計4万3489BTC、1千から1万ビットコインを保有するウォレットは8万544BTC、1万から10万ビットコインを保有するウォレットは9万1732BTCを蓄積している。

クリプトクアントのキ・ヨン・ジュCEOによると、新しいビットコインクジラは現在、流通供給の9%にあたる180万BTCを保有しており、その中にはスポットETFも含まれている。ビットコインETFの需要は4週間にわたって停滞しているが、ETF決済取引を除いても、オンチェーンでの蓄積は非常に活発である

グラスノードおよびswissblockの共同創設者Negentropic氏は、イランの攻撃がビットコインにとって「ニュース買い」のイベントだったかもしれないと指摘。市場は第3次世界大戦の勃発を予測していたが、実際には大幅な反応過剰だった可能性があるとし、ビットコインは現在ブルフラッグのチャートを形成しており、これが最終的な底値だった可能性があるとした。さらに同氏は、相対力指数(RSI)が強気の動きへの転換を示唆しており、市場は6万8000ドルを超える価格を目指す楽観観が広がっていると指摘。しかし、5万8000ドルを下回ると強気市場のトレンドが崩れる恐れがあるため、注意が必要である。

ビットコインはETFの資金流入を追い風に65万ドルを目指す

著名ビットコインアナリストのウィリー・ウー氏によると、新たに展開されているビットコインETFは、ETF投資家が完全に参入すると、市場の底で9万1千ドル、頂点で65万ドルの価格目標が設定されている。同氏によるとこれらは非常に保守的な数字であり、ETFの役割が完了すればビットコインは金の市場価値を超えるという。

MVRVを使用して、投資金額に対する時価総額を計算すると、この比率は強気市場の頂点で5倍、下落市場の底で0.7倍になる。この計算により、それぞれ12.8兆ドルおよび1.8兆ドル、または1コインあたり65万ドルおよび9万1000ドルの価格が算出されるとした。同氏はさらに資産管理者の資本が完全に展開された時点で、ビットコインは確実に金の市場規模を超えると予見。金のETFが承認された際、12年間の強気相場が始まったが、今はビットコインの番であるとした。

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Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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