ドージコイン価格が、数週間にわたる反転失敗を経て、ついに本格的な反発を見せた。トークンは12月下旬の最安値から約33%上昇し、11月以来最も大きな回復となった。重要なのは、これまでの反転の試みはテクニカル指標が似ていてもすぐに失速していた点だ。
今回は上昇ムードがすぐに消えなかった。しかし、0.15ドル付近の主要なレジスタンスゾーンに差しかかる中、新たなリスクが表面下で生じている。その火種はクジラによってもたらされている。
ドージコインが明確な反転 今回はなぜ成功したか
11月4日から12月31日にかけて、ドージコイン価格は安値を切り下げたが、相対力指数(RSI)は安値を切り上げていた。RSIは勢いを測定する指標である。価格が下落する一方、RSIが上昇するときは、売り圧力が弱まっているサインであることが多い。
Sponsoredこの上昇傾向を示すダイバージェンス(トレンド反転の指標)は、これまで2回出現した。1度目は約13%の上昇、2度目は約17%の上昇となった。しかしどちらも早々に失速した。
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今回はクジラの動静が違っていた。
これまでの上昇局面では、100万〜1000万DOGEを保有する中級クジラが上昇時に売りを進めていた。この売りで上値が抑えられ、再び価格が下落した。具体的な売却タイミングは以下のとおり。
- 11月25日:クジラ保有量が109億1000万DOGEから107億2000万DOGEに減少:反発失敗
- 12月21日〜22日:クジラ保有量が108億6000万DOGEから107億9000万DOGEに減少:反発失敗
今回は逆の動きとなった。
Sponsored Sponsored12月31日以降、この中級クジラ層の保有量は約108億4000万DOGEから約108億8000万DOGEへ増加した。純増は約4000万DOGE、金額換算で約6億円の買い越しとなる。現時点ではこの層は売り出していない。
この着実な買いが、これまでの途中失速とは異なり、反発が約33%まで拡大した理由である。
反転は機能した。しかし、それでも上昇が安全とは限らない。
クジラ主導で隠れた下落リスク浮上
中級クジラは今も踏みとどまっているが、新たなテクニカル警告が出ている。
10月中旬から1月初旬にかけて、ドージコイン価格は高値を切り下げたが、RSIは高値を切り上げた。これは「隠れた弱気ダイバージェンス」と呼ぶ。上昇傾向のダイバージェンスとは異なり、このパターンは上昇一服後の勢い減退を示唆することが多い。
買いと売りの視点で見ると、単純な図式である。買い手は依然として価格を押し上げているが、その勢いは鈍りつつある。売り手がこの需要を吸収し始めている。
Sponsoredこの変化は最大保有者の動きとも一致する。
10億DOGE超を保有するクジラは1月1日から保有量を減らし始めた。それ以降、合計保有量は約726億8000万DOGEから約718億DOGEに減少している。純減で約8億8000万DOGEとなる。
現在の価格水準では、この売り出しは約130億円相当となる。
ただし、すぐに下落を保証するものではない。しかし隠れた弱気ダイバージェンスの出現と同時に大口保有者が売り出す場合、上昇継続よりもむしろ「息切れ」のサインとなることが多い。
このため、現状のリスクは「クジラ主導」と形容するのが最も適切である。
Sponsored Sponsoredドージコインの価格水準、上昇継続か失速か分岐点
DOGEの価格動向は、今や指標以上に重みを増している。
ドージコインは0.151ドル台を維持できずに苦戦している。この水準はすでにドージコイン価格を押し戻しており、依然として重要な判断点である。
ドージコインが0.151ドルを回復し、その上を維持できない場合、下落リスクが高まる。その場合、価格は0.137ドル付近まで下落する可能性があり、現在水準から約8%の下げとなる。そのサポートを失えば、次は0.115ドルが見えてくる。
この弱気シナリオが進行すれば、隠れた弱気ダイバージェンスが確定し、大口投資家による売り圧力とも一致する。
一方で、強気シナリオも依然として残されているが条件付きである。日足で0.151ドルを明確に上抜けて引ければ、弱気ダイバージェンスのシグナルは弱まり、0.173ドル方面への上昇に道が開ける。その動きは、売り圧力が吸収されたことを示し、さらなる上昇余地が残されていることを示唆する。
現時点でドージコイン価格はようやく本格的な反転を達成した。しかし、大口投資家の売りが続き、勢いが鈍化しているため、次の動向は0.15ドル付近での値動き次第となる。