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Doodles 2ベータ版、イーサリアムを回避しFlowブロックチェーンで公開予定

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ヘッドライン

  • Doodles LLCは、今後5週間以内にDoodles 2コレクション用の2つのクリエイター・ツールを展開する予定。
  • これは、同社が音楽やテレビ業界を含むマルチメディアのパートナーシップを通じたブランド強化の一環。
  • Doodlesのエコシステムは、FlowとEthereumという2つのブロックチェーンにまたがる数少ないNFTの世界の1つとなる。
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アニメーション・プロフィール画像NFTコレクションDoodles 2 Dooplicatorが2023年1月末、Dapper LabsのFlowブロックチェーンにローンチされる。

2022年のDooplicatorのエアドロップ、Genesis Boxのオークションに続き、23年下半期にはDoodles 2のベータ版作成ツールがローンチの予定だ。

「Doodles 2 Dooplicator」「Genesis Box」がローンチ間近

Doodlesの発表によると、コレクターはDoodles 2のキャラクターのヘアスタイル、感情、体をカスタマイズしてから、衣類やウェアラブルに移行することができるという。Doodlesは、2023年1月31日にアクティベートされるDooplicatorを起動してウェアラブルをミントし、その1カ月後にGenesis Boxを使用して2回目のミントを行うようだ。

ミントに参加するコレクターには、Doodles 2作成ツールのベータ版へのアクセス・パスが提供される。Doodles 2コレクションは、Dapper LabsのFlowブロックチェーン上で生成され、ネットワークの安い取引手数料が適用される利点がある。

Doodlesの共同創設者であるエヴァン・キースト氏によると、Dooplicatorは、コレクターがオリジナルのDoodlesコレクションの最も希少な特徴をFlow上にエクスポートすることを可能にさせるという。キースト氏は2019年からDapper Labsでのキャリアをスタートさせ、CryptoKittiesのエコシステムの初期参加者だった。

Burnt Toastの異名で知られるデジタルアーティストのスコットマーティン氏は2021年10月、1万枚のDoodlesプロフィール画像NFTコレクションの原型を作成した。NFT(非代替トークン)は、デジタルまたは実世界のアイテムの所有履歴を証明する、ブロックチェーン上の不変のデジタル証明書である。

Doodles 2 Music急拡大の中、『Happy』のプロデューサーがエグゼクティブ・プロデューサーに就任

Doodles LLCはこのほど、大手メディアへの進出資金として5,400万ドルを調達した。また、ヒット曲『Happy』で知られる、音楽プロデューサーでアーティストのファレル・ウィリアムス氏を起用し、NFT音楽への進出を推進している。ウィリアムズ氏はエグゼクティブ・プロデューサーとして、Doodlesのアルバム『Doodles Records: Volume 1』を制作する予定。このアルバムは、Doodles 2に「レイヤー」される模様。また、同社は、ラップNFTと呼ばれるツールを使って、通常のDoodleを宇宙キャラに変身させるSpace Doodlesを発表しました。Space Doodlesは暗号通貨を使わずに購入することが可能。

音楽業界のメインストリームに進出を続けるDoodlesは、ディズニー系列のアニメーションスタジオ「Golden Wolf」の買収も決定している。Doodlesのジュリアン・オルギンCEOは、Doodlesのテレビ番組制作のため、ハリウッドのクリエイターやプロデューサーとも交渉中だという。

暗号資産ツイッターは時代の流れに乗る

オリジナルの Doodles コレクションとは異なり、Doodles 2のすべてのキャラクターは、有名な「NBAトップショットコレクション」の本拠地とも言えるFlowに存在する。

コレクターは、Flowの非常に低い取引手数料と拡張性を活用して、自分のキャラクターを無限にカスタマイズすることができる。すべてのキャラクターの属性はオンチェーンで提供されるため、サードパーティの開発者は、さまざまな所有者層向けに体験をカスタマイズすることができる。

暗号資産コミュニティは、Flowへの移行については概ね楽観的で、スムーズなオンボーディングエクスペリエンスを重要な価値提供としている。

ほかの多くのプロフィール画像NFTコレクションと同様に、Doodlesは単純なjpegから、コレクターが相互運用可能なデジタルアイデンティティを象徴するように進化している。メタバース専門家のマシュー・ボール氏によれば、ブロックチェーン間で仮想資産データの標準化は、メタバースにおけるデジタルアイデンティティの将来にとって重要だという。Flow上のスマートコントラクトはCadenceというプログラミング言語で書かれており、EthereumのスマートコントラクトはSolidityでコーディングされている。ブロックチェーンエンジンごとにNFTの特徴を再コード化する必要があるため、時間と金銭的な無駄が生じる可能性がある。

メタバースに関する考察はさておき、Doodlesのような企業は、さまざまな所有者層に対してブロックチェーンにとらわれない価値の提供を推進し、強力なグローバルブランドを構築することができるだろう。

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Shigeki Mori
大阪府出身。日本では雑誌編集者、読売テレビ広報記者、豪州では日系メディア編集・記者などを経てフリーに。日本とオーストラリアで20年以上、ジャーナリスト、編集者、翻訳者、ウェブプロデューサーとして活動してきた。近年は暗号資産関連の記事の執筆や翻訳、コンテンツ・マネジメントを行っている。
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