イーサリアム価格は最近2100ドル超のブレイクアウト維持に失敗し、アルトコインはレンジ内での持ち合い局面へと移行した。この拒否でレジスタンスが強化され、目先のモメンタムが低下方向へ転じた。外部の動きで回復期待は高まったが、投資家の参加が限定的だったため、その影響も軽微にとどまった。
ETHはその後、構造化されたレンジ内へと押し戻された。暗号資産市場全体がなお不安定な状況にあり、現状は自信回復よりも投資家の慎重姿勢を反映。
BitMine 5%の利回り維持
2月23日、BitMineは過去1週間で追加のETH 5万1162を取得したと発表、取得総額は9300万ドル超に上る。この買いは、最近の機関投資家によるイーサリアム調達としては最大級の規模となった。しかしアナウンス後も価格の持続的上昇は見られなかった。
実際には買い集めが加速することなく、長期保有者による分配(売却)が再開された。オンチェーンデータから、一部投資家は話題性を流動性として利用してETHのエクスポージャーを減らした可能性がある。この反応は個別の企業買収よりも、イーサリアム価格がいっそう市場全体の動向に反応しやすいことを示している。
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イーサリアム保有者が苦戦
イーサリアムのHODLウェーブは投資家行動を示す指標。短期保有者の一部が中期保有者へ移行し、過去1週間で3~6か月保有分が5%増加した。この変化は投資家が持ち高を維持し、撤退より様子見を優先していることを示唆。
含み損を抱える保有者は、損失確定に消極的。こうした姿勢が価格の安定を支えている。ただし、慎重な態度が新規買いの抑制につながっている可能性も高い。投資家は、一段の回復確認を優先し、ETHへの追加投資を控える構え。
イーサリアム価格、さらなる下落懸念
イーサリアムは本稿執筆時点で1824ドル付近で推移しており、1928ドルのサポートを喪失。パラボリックSAR指標はローソク足の上に転じており、目先の下落トレンドが確定。現状のテクニカル構造では、売り方優勢のモメンタムが継続。
次の主要サポートは1750ドル付近に控える。この水準を明確に割り込むと、1595ドル付近までの下値リスクが顕在化。マクロ環境の弱さや資金流出継続なども、サポート割れ時の価格変動を拡大させる要因。
CBDヒートマップでは、1880~1900ドルに大きな需要帯が確認できる。直近下落でこのレンジも下抜けた。もし、この帯域で買った投資家が損失回避で売りに転じれば、現物・デリバティブ市場全体で下押し圧力が強まる可能性。
一方、保有者の耐性が高まればモメンタム転換の可能性も。反発して1928ドルまで戻せば、構造の改善を示唆。この水準をサポートとして回復できれば、ETHの上値2108ドル到達の道が開ける。このレジスタンスを明確にブレイクすれば、現状の弱気シナリオが否定され、強気な勢いが復活。