イーサリアムは8月入り後も堅調に推移している。18日現在、4477ドル前後で取引され、節目となる4500ドルに迫る展開だ。目先の抵抗線は突破できていないものの、投資家心理は上値を試す動きが続くとの見方を強めており、5000ドル到達への期待も高まっている。
イーサリアム投資家は上昇傾向
イーサリアムの投資家センチメント指数は現在2.00を下回っており、小口投資家の間で恐怖や不確実性が広がっていることを示している。市場参加者がFUD(恐怖・不確実性・疑念)に傾く局面では、価格が逆方向に動きやすく、懐疑的な投資家を意表を突く展開となることが多い。こうした動きは過去にも繰り返し観測され、逆張りの指標として注目されてきた。
参考までに、2025年6月16日と7月30日には投資家心理が「極端な強気」に振れた。いずれも過度な楽観が売りを誘発し、価格調整を招いた経緯がある。これに対し、現在の市場は不信や慎重さが残る中で上昇を続けており、懐疑的なセンチメントがむしろ上昇局面を下支えする可能性がある。
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オンチェーンデータは、イーサリアムのマクロ見通しを支持する重要なトレンドを示している。取引所の残高は9年ぶりの低水準である1488万ETHに減少しており、投資家が保有資産を長期保管に移していることを示している。
蓄積は控えめながらも信頼を強化している。過去1週間で約47万ETH、2億1100万ドル相当が購入された。ペースは急ではないが、安定した流入は投資家の確信を裏付けている。供給が引き締まり、需要が維持される中、イーサリアムの上昇傾向は続く可能性があり、特に市場全体のセンチメントが好転すればなおさらである。

ETH価格、サポートの再獲得が必要
ETHは現在4477ドルで、4500ドルの抵抗線のすぐ下に位置している。取引所残高の減少や逆張りのセンチメントシグナルを含む広範な指標は、ブレイクアウトに有利な環境を示唆している。これらの条件は、短期的にイーサリアムにとって強気なケースを支持している。
イーサリアムが4500ドルをサポートとして取り戻すことができれば、上昇トレンドは加速する可能性がある。この動きは、次の抵抗線である4749ドルを突破し、5000ドルのテストへの道を開くことになる。

しかし、投資家のセンチメントが突然変わるリスクは残っている。保有者が利益を確保することを決定した場合、ETHは4200ドルや4000ドルに向かって下落する可能性がある。このような下落は強気の仮説を弱め、現在の上昇トレンドの継続ではなく、統合への道を開くことになる。
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