イーサリアム(ETH)は22日、一時的に3,000ドルを上回ったが、広範な市場の変動により再びこの価格を下回った。
現在、アナリストたちはイーサリアムの底値がどこになるかを分析している。テクニカル分析やオンチェーンデータ、市場サイクル理論に基づき、ETHの次の主要な動きについて複数のシナリオが浮上している。
Sponsoredアナリストがイーサリアムの下値シナリオ解説
イーサリアムの最近の価格動向は、暗号資産市場全体を覆う不透明感を反映している。地政学的リスクの高まりや緩和が大きな値動きにつながっている。
BeInCrypto Marketsによると、イーサリアムは過去24時間で1.67%下落した。本稿執筆時点での取引価格は2,970.87ドル。
アナリストのテッド・ピローズ氏は、3,000〜3,050ドル台をしっかり上抜けできれば3,200ドル圏が視野に入ると指摘する。一方、この水準を回復できなければ、イーサリアムは年初来最安値を更新する可能性がある。
このような状況下で、他のアナリストもイーサリアムの底値仮説を提示している。CryptoQuantのアナリストCW8900氏は、長期保有者が取得したETHの平均購入コストを示す「蓄積アドレスの実現価格」が上昇を続け、現在のスポット価格に近づいていると分析した。
この傾向は、大口投資家であるクジラが引き続き買い増していることを示唆する。
Sponsored「さらに、実現価格はクジラの蓄積における強力なサポートラインとなっている」と分析は述べている。
同氏はまた、イーサリアムがこのコスト水準を下回って取引されたことがなく、クジラがこの価格帯で買いを強めている傾向を示すと指摘する。このデータをもとにCW氏は、下落が進んでも2,720ドル付近で底を打つ可能性が高いと推定した。
「言い換えれば、さらなる下落があったとしても、底はおそらく2,720ドル付近となる。これは現在の価格から約7%の差だ」とCW氏は記している。
テクニカルの観点では、トレーダーのカムラン・アスガー氏がETHは今回で3度目となる「大きな週足の丸底」を形成したと主張した。過去2回はこの形の後に急騰が見られ、再び上昇の可能性がうかがえる。
より長期の時間軸では、他のアナリストも同様の反転の形に注目している。アナリストのビット・ブル氏によれば、ETHはダブルボトム構造とともに、月足チャートで逆ヘッド・アンド・ショルダー型を見せつつある。いずれもテクニカル分析において強気な反転シグナルとして知られる形である。
「2026年、ETHは誰もが驚く動きを見せるだろう」とビット・ブル氏は語った。
最後に、アナリストのマシュー・ハイランド氏は過去のサイクルパターンに着目する。イーサリアムが市場構造の新たな局面へ移行しつつあると示唆した。
この見方では、イーサリアムはビットコインの4年周期の半減期サイクルとは異なり、3年半ごとのパターンで動くとしている。ハイランド氏は、2025年第4四半期に周期的な底値が形成されたと述べた。
「過去2回のサイクルと同様、新たな過去最高値を付けてから40〜42か月後に3年半サイクルの下落が訪れる。次のETHサイクルが始まった」と同氏は語った。
総じてアナリストの見解は割れているが、複数の指標はイーサリアムが重要な転換点に近づいている可能性を示している。短期的な変動は続くものの、オンチェーン・データやテクニカル構造、歴史的サイクルパターンからは、下落局面で新たな需要を呼び込み得るポイントが浮上しており、今後のイーサリアムの方向感を決定づける局面になる可能性がある。