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イーサリアム反転上昇に陰り、勢い持続に疑念

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編集:
Shigeki Mori

18日 1月 2026年 09:55 JST
  • イーサリアムの上昇は鈍化し、3週間続く弱気の乖離が勢いの低下を示している。
  • クジラは約7億6,000万ドル相当のイーサを売却し、上昇局面での確信度の低下が確認された。
  • $3,287のサポートを失うと、$3,131まで下落し、さらに深い調整となるリスクがある。
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イーサリアム価格は、上昇トライアングルと呼ばれる強気のチャート形状を上抜け、一時は相場の先高観が再燃した。分散型金融(DeFi)やレイヤー2の利用拡大を背景に、基軸スマートコントラクトとしての存在感が改めて意識されている。

もっとも、この上昇局面は安定感を欠いている。価格は直近約3週間にわたり弱気のダイバージェンスを示しており、買いの勢いが十分に伴っていないとの見方が浮上している。市場では、テクニカル面から反転上昇が持続するか慎重に見極める動きが強まっている。

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イーサリアム主要保有者が資金引き揚げ

イーサリアムは過去3週間にわたって明確な弱気ダイバージェンスを見せており、内部の強さが弱まっている兆候。ETH価格は高値を更新し続けているが、チャイキン・マネー・フロー指標は安値を切り上げている。このパターンは、持続的な流入ではなく、キャピタルの流出が増加する中で価格が上昇したことを示す。

この種のダイバージェンスは、しばしばトレンド転換の前兆とみなされる。投資家はETHを買い増しするのではなく、強い上昇局面で分配しているようだ。価格が上昇する中でキャピタルが市場から流出すれば、上昇の勢いは減速。このような状況は、特に暗号資産市場全体が慎重なムードにあるとき、ブレイクアウト失敗の可能性を高める。

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ETH Bearish Divergence
ETHの弱気ダイバージェンス 出典: TradingView

マクロデータもモメンタム系指標の示す弱気シグナルを裏付ける。イーサリアムのクジラは過去1週間で売却活動を強めている。オンチェーンデータによれば、10万ETHから100万ETHを保有するウォレットが23万ETH超を売却した。

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この売り圧力は現在価格で約760億円に相当。大型ウォレットからの流出はCMFの低下傾向と一致し、大口投資家による信頼が低下している証左。クジラがブレイクアウト局面で売りに回れば、今後さらなる下落の可能性が高まる。

ETH Whale Holding
ETHクジラ保有状況 出典: TradingView

イーサリアム価格下落の可能性

イーサリアム価格は本稿執筆時点で3,309ドル付近で推移し、3,287ドルのサポート直上を維持している。直近のトライアングル上抜けで29.5%の上昇、4,240ドルが目標となっていた。しかし勢いの減速と弱気ダイバージェンスにより、この強気シナリオも崩れるリスクが高まる展開。

現状を踏まえると、ETHは3,287ドルのサポートを失う公算が大きい。下抜けとなれば3,131ドル水準までの調整となり、今回の上昇がフェイクアウトであった証左。その際は売り圧力が強まり、3,000ドル割れに向けて一段の下落も示唆される。

ETH Price Analysis.
ETH価格分析 出典: TradingView

ただし、下落シナリオが確実なわけではない。ETHが3,287ドルで反発し、クジラによる売却が収束すれば、再び強気ムードが回復する余地もある。

サポートを維持できれば、イーサリアムは3,441ドル水準までの上値トライも可能。さらに上昇の勢いが強まれば3,802ドルへの展開となり、弱気見通しは覆される。

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