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イーサリアム、半年間の苦境から脱却目指すも不安要素

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29日 3月 2026年 05:36 JST
  • イーサリアム価格は3月に2.93%上昇し、6カ月連続の下落後、2025年8月以来の上昇月となった。
  • クジラは過去48時間で18万ETHを売却し、3月を通してMFIが押し目買いの勢いの弱まりを示している。
  • 4時間足の下落チャネルと1,970ドル割れにより、3月の上昇分が消失し、7カ月連続の下落が続く可能性がある。
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イーサリアム(ETH)価格は、2025年8月以来初の「緑の月」となる3月、2.93%の上昇を維持している。9月から2月までの各月はすべてマイナスで終え、ETHの価値は6か月連続の下落により半分以上も減少した。

3月も残りわずかとなった今、イーサリアムはこの上昇を維持できるのか。それとも、逆風が強まり月間のリターンが再びマイナスとなり、連続下落記録が7か月に延びるのかが焦点となる。

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3月前半は好調も後半で様相一変

月間リターンチャートを見ると、これまでの損失が明らかである。2025年9月は5.59%下落。10月は7.15%下落。11月は22.2%もの下落。12月は0.83%の下落。2026年1月は17.7%減少、2月も19.6%を失った。

3月の+2.93%は単独でプラスだが、この数字は月後半の動きを覆い隠している。

イーサリアム月間リターン
イーサリアム月間リターン 出典:CryptoRank

4時間足チャートでは、イーサリアム価格は3月16日に2380ドルの高値を付けて以降、下落チャネルの中で推移している。このチャネルにより、ETHは一時1970ドルまで下落し、3月中旬の高値から約18%の調整となった。現時点のETH価格は2020ドル付近で推移しており、依然としてチャネル内で下落基調が続く。

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ETH 4時間足下落チャネル:TradingView
4時間足下落チャネル 出典:TradingView
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3月前半は上昇幅を確保したが、後半は徐々にその利益を失いつつある。このチャネルが引き続き価格を圧迫する場合、残り数日間の動きが連続下落が止まるか延びるかの分かれ目となる。

2つの確信度系指標が、月末に向けてベア(弱気勢力)が優勢になりつつあることを示している。

クジラ減少、押し目買いも後退

イーサリアムのクジラウォレット(取引所アドレスを除く)は、わずか48時間前まで1億2291万ETHを保有していたが、その残高は1億2273万まで減少した。約18万ETHの減少であり、このタイミングは価格が下落チャネルの下限へ向かう動きと一致している点が懸念材料となる。

クジラ保有量
クジラ保有量 出典:Santiment

マネーフローインデックス(MFI)は、売買に連動する出来高加重のモメンタム指標であり、買い意欲の代理指標としても機能する。3月8日~28日にかけて、イーサリアム価格は4時間足チャートで上昇基調にあった。しかし同期間、MFIは逆に低下傾向を示した。

MFI弱気ダイバージェンス
MFI弱気ダイバージェンス 出典:TradingView

この弱気ダイバージェンスは、今月価格がプラス域を維持してきたにもかかわらず、下落局面での買い支えが弱まっていることを意味する。下落するごとに買いの出来高は減少。クジラが売却を進め、押し目買いが減少することで、現在の価格を下支えする確信度は薄くなっている。

より広い市場全体がさらに弱まれば、この2つの指標はイーサリアムが3月の上昇を維持できなくなる可能性を示唆する。

イーサリアム価格予測と1970ドルの水準

重要なサポート水準は1972ドル(1970ドルゾーン)。3月初旬以来、同水準がサポートとして機能している。

4時間足で1970ドルを割り込むと、最も強いサポート(0.618フィボナッチ水準)を下抜けし、ETHがチャネル下限にさらに近づく可能性がある。

その下には1910ドルと1830ドルが控える。1830ドルを明確に割れるとチャネルブレイクダウンが確定し、そこから10%程度下落した場合には1650ドル付近がターゲットとなる。ただし、その水準への到達には多少の時間を要する可能性がある。

イーサリアム価格分析
イーサリアム価格分析 出典:TradingView

上昇局面では、ETHが2050ドル台を回復し、その水準を維持する必要がある。これにより直近の下落圧力が和らぐ。さらにその上では、チャネルの上限付近である2110ドルが、最初の本格的な上値抵抗となる。

現時点では、1970ドルがイーサリアムにとって7か月ぶりの上昇(月足でのグリーン)実現と、1650ドルへの下落圧力との分岐点となる。

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