イーサリアムで12日未明、ネットワーク障害が約30分間発生した。この間、ビーコンチェーンでエポック200,552から約30分間にわたり取引を完了(ファイナライズ)できず、ブロックチェーンが改ざんされる危険にさらされた。現在は回復している。
イーサリアムのコア開発者superphiz.eth氏は、ビーコンチェーンの取引が完了されていないことを自身のツイッターに投稿。回復した現在も、問題の原因は明らかとなっていない。
ビーコンチェーンは2020年にリリースされたイーサリアム2.0のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)型ブロックチェーン。現在はイーサリアム・エコシステムの安全性を保護する約割を担う。またエポックとは、特定のブロック数をまとめた一つの期間を指す。イーサリアム2.0では、32ブロックを1つのエポックとする。
なお、イーサリアム2.0のクライアントソフトウェアは分散化が進んでいる。10日時点でCL(コンセンサス・レイヤー)クライアントのLighthouseがシェア率38.26%でPrysmを上回った。
クライアントとは:
「ノード」と呼ばれるコンピュータの分散型ネットワークで実行され、ブロックとトランザクションデータを検証するソフトウェア・アプリケーションのこと。
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムは現在、やや下落傾向にある。4月3日以来、約40日ぶりに1,800ドルを下回り、本稿執筆時点で1,782ドルで取引されている。

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