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イーサリアム反発も上値重く=クジラの売却が重荷

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編集:
Shigeki Mori

07日 1月 2026年 18:14 JST
  • イーサリアムの大口保有者が9億7,100万ドル相当のETHを売却し、短期的な供給圧力が強まっている。
  • 長期保有者が動かず、イーサリアムのブレイクアウト構造の安定化に寄与している。
  • イーサリアムは$3,265で取引されており、$3,447や$4,061を目指す展開となっている。
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イーサリアム相場が反発局面に入った。約2か月にわたり続いた下降ウェッジを上抜け、テクニカル面では上昇トレンド再開を示唆する形状が鮮明になっている。市場では、分散型金融(DeFi)やレイヤー2を中心としたエコシステム拡大を背景に、基軸スマートコントラクト基盤としての評価が再び高まりつつある。

もっとも、上昇基調が一気に加速するかは不透明だ。大口保有者が価格反発局面で売却を進めており、累計970億ドル規模に及ぶとされる供給圧力が相場の上値を抑える要因となっている。機関投資家や長期保有者の動向とともに、暗号資産市場全体のリスク選好の回復が続くかが、今後の方向性を左右しそうだ。

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イーサリアム大型保有者に慎重姿勢

イーサリアムのクジラは上昇局面で売り手に転じた。この3日間で、10万ETHから100万ETHを保有するアドレスが約30万ETHを売却。現在の価格水準換算で970億円を超える規模となり、供給増に寄与している。

この動向からは、大口保有者がETHの上昇持続力に懐疑的な姿勢を示していることがうかがえる。クジラは上昇局面で利益確定を図る傾向があり、こうした動きは需給バランスに影響する。特に他の投資層による需要が追加供給を吸収できない場合、上昇の勢いが緩む要因となる。

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Ethereum Whale Holding.
イーサリアムのクジラ保有動向 出典:Santiment

クジラによる売却が直ちにトレンド転換を意味する訳ではないが、短期的なリスク要因となる。大規模な取引が流動性環境に影響し、繰り返された場合は価格下押し圧力につながる。イーサリアムの上昇トレンドは、こうした供給過多と向き合う必要がある。

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ETH長期保有者が価格安定化の鍵

長期保有者の動向は、クジラの売却と対照的な効果を与える。イーサリアムのLiveliness(ライブリネス)指標は2025年12月末から大きく低下。この指標は長期間保有されたコインが動いているか、眠ったままかを示す。

Livelinessが低下していることは、長期ETH保有者が売却を控え、保有を選択している兆候である。これは長期視点を持つ投資家の確信の現れ。その慎重姿勢が、短期的な売却局面において価格を安定させる効果をもたらす。

Ethereum Liveliness
イーサリアムライブリネス 出典:Glassnode

長期保有者がポジション維持を選択すると、価格変動幅が縮小傾向となる。こうした投資家の行動は、流通供給を減少させる役割を果たす。この動きがクジラの売り圧力を相殺し、イーサリアムの広範な上昇基調を下支えする構図。

イーサリアム価格の急騰続く見通し

イーサリアムは記事執筆時点で3,265ドル付近で推移。下降ウェッジ突破を確認し、上昇幅は29.5パーセント(約4,061ドル)まで拡大する可能性。これを実現するには、需給の持続的な強さと売り圧力の低下が必要。

より現実的な短期目標としてはやや下の水準が想定される。ETHが3,287ドルをサポートとして維持できれば、3,447ドルまで上昇する可能性が出てくる。この水準を保持できれば、ブレイクアウトの強さを裏付け、3,607ドル突破に向けた基盤となる。

ETH Price Analysis.
ETH価格分析 出典:TradingView

下方リスクとしてはクジラの動向が引き続き焦点。売りが強まれば、イーサリアムは3,131ドルを下回る可能性もある。さらに下落し、3,000ドルや2,902ドル付近まで至れば、強気なシナリオが無効化され、調整局面入りとなる。

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