Fantom (ファントム:FTM)の価格は2023年、強気相場に反転を見せたものの0.41ドルのレジスタンスエリアを超えることができず、苦戦を強いられている。上昇の動きが再開される前に、引き戻しが起こる可能性がありそうだ。
FTMはイーサリアムの抱える問題を解消すべく開発されたコントラクトプラットフォーム、Fantomネットワークのネイティブトークン。週足で見ると、Fantom価格は2022年初頭より長期下降抵抗線の下で下落していることがわかる。
同年11月初旬には、0.20ドルの長期水平サポートエリアからブレイクダウンした。しかし、その後すぐにこのエリアを取り戻し、このブレイクダウンがだととは言えないことが確認された(赤丸)。
次に、Fantomの価格は下降抵抗線からブレイクアウトし、抵抗線と支持線として検証した。その後、価格は上昇し、抵抗線エリア内で平均価格$0.41で取引されている。
天井での抵抗がないため、上抜けした場合、1.20ドルの抵抗水準に向けて上昇が加速する可能性がある。週足RSIは強気のダイバージェンスを確認し、50を上回ったため、ブレイクアウトが最も可能性の高いシナリオとなろう。
一方、Fantom価格下落傾向に入った場合、将来、現在下値支持線になると予想される0.20ドルの水平線エリアまで下落する可能性もある。
2月のFantom価格貼合:ブレイクアウトの前にプルバックか
日足でのテクニカル分析は、週足での強気を再現し、2月のFantom価格は強気相場と予想する。その理由は主に2つある。
まず、1月7日にFTM価格が下降抵抗線(破線)を突破したこと。その後、上昇を加速させた。
次に、1月14日に上昇中の平行チャネルを抜け、5日後にそれを支持線として確認したこと(緑色のアイコン)。このサインは上昇の動きが衝動的であることを示す。
過去24時間、Fantom価格は0.41ドルのレジスタンスエリアから抜け出そうとする一方、日足RSIは弱気のダイバージェンス(緑の線)を発生させた。
その結果、FTM価格は現在0.34ドルにあるチャネルの抵抗線に向かって下落する可能性がある。その後、先述のような上昇の動きが継続する可能性もある。
日足で0.41ドルのレジスタンスエリアを上回ると、綾戻しは起こらず、むしろFTM価格は1.20ドルまでポンピングすることになる。
結論としては、Fantomの価格分析では上昇の動きが再開される前に0.34ドルに向かって下落する可能性が最も高い。0.41ドル以上の日足終値は、代わりに、上昇の動きが後退することなく継続することを示す。
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