元FTX共同CEOのライアン・サラメ氏は、連邦刑務所で服役中であるにもかかわらず、トランプ米大統領による恩赦獲得を狙ったと見られる目立ったSNSキャンペーンを展開している。
ここ数週間、サラメ氏のXアカウントでは、共和党の優先事項を称賛し、民主党を批判し、トランプ氏の移民政策や選挙制度を強調した投稿が相次いでいる。
トランプ氏に好意を持たれる方法
ある投稿では、もし恩赦された場合、「残りの刑期をICE捜査官として過ごす」と発言し、話題となった。
また別の投稿では、有権者ID法が誤って伝えられていると主張し、ID取得のための資金提供が「民主党の見せかけの主張」を終わらせると述べた。
さらに、必要な人には本人が無償で投票用ID取得費用を支払うと約束している。ただし自身が自由の身であれば、という条件付きである。
Sponsored Sponsoredサラメ氏は獄中からどうやって投稿しているのか
サラメ氏は現在、米国連邦矯正局が運営する中程度警備の刑務所で90か月の刑期を務めている。
2023年、同氏は選挙資金法違反および無認可での送金事業運営をFTX関連で行ったとして有罪答弁を行った。
しかし、なぜ刑務所からXに頻繁に投稿できるのか。連邦受刑者はSNSへの直接アクセスを禁じられている。
そのため、投稿は電話や手紙、事前承認のメッセージを基に代理人が発信していると広く見られている。これは有名受刑者によくある迂回策である。
Sponsored Sponsored検察批判とトランプ氏の主張を反復
複数の投稿で連邦検察官を直接批判し、司法取引への強要や、司法省が妻に関する捜査で同氏を欺いたと主張した。
サラメ氏は自身の訴追が政治的動機によるものだと繰り返し主張しており、これはトランプ氏が司法省を批判する語調と一致している。
トランプ氏による著名人恩赦
サラメ氏のこうした姿勢は、トランプ氏による暗号資産や金融犯罪に関連する恩赦や減刑措置が最近相次いだ状況の中でなされた。
こうした動きは、規制の行き過ぎによる訴追と主張する被告への恩赦期待を新たに生んでいる。
トランプ氏はICEによる強制執行も強化し、バイデン大統領ら民主党が選挙制度を危険にさらしたとの主張も再び強調している。サラメ氏はこうしたテーマを積極的に拡散している。
サラメ氏は明確に恩赦を求めてはいないものの、その発信内容から意図は明らかである。
収監中でありながら、元FTX幹部としてサラメ氏はトランプ氏による恩赦リスト入りを公然とアピールしている。大統領の政治的路線との同調を投稿ごとに強める姿勢である。