ギャラクシーのリサーチ責任者アレックス・ソーン氏は19日、ミームコインアナリストのムラド・マフムドフ氏がSPX6900（SPX）トークンを彼らに売却したという主張を否定した。
報道によれば、ムラドはオンチェーン活動を回避するために店頭取引（OTC）を通じて売却を行ったとされている。
ムラドは本当にSPXトークンを売った？
SNSプラットフォームX（旧Twitter）で流れている噂によれば、ムラドは2000万ドル相当のSPXトークンを1300万ドルで売却した。同氏はオンチェーントランザクションを回避し、公の監視を避けた。
さらに、ユーザーはこの状況が単なるトークン売却を超えていると指摘した。主張によれば、ギャラクシーはムラドのシードフレーズを取得し、彼のウォレットを管理する権限を得たという。
「これは単なるOTC売却ではなく、全面的な隠れた清算だ」とあるユーザーがXで書いた。
噂はさらに進み、ギャラクシーがムラドの資産をプライベートOTC取引を通じて清算し、同時にショートトレードでポジションをヘッジしているとされた。これらの推測は、ギャラクシーの従業員からの内部メモやチャットログのリークによって裏付けられているとされた。
しかし、ソーン氏はすぐに噂を否定した。
「これは偽物だ」とソーン氏は述べた。
Xでの声明で、ソーン氏は流布している写真が偽造であることを確認した。画像に登場するIDバッジは彼や彼のチームのものではなく、表示されているメールグループも正当な配信リストではないと指摘した。
同氏は、この全体の状況が公衆を誤導するために作られた捏造であると強調した。
「これは本当に偽りだ—ランダムなミームコイン詐欺師に騙されている」と同氏は付け加えた。
ムラドはSPXの熱心な支持者であり、過去に何度もミームコインを支持してきたことに注意が必要だ。同氏のプロジェクトへの強い支持は、最近の主張をより驚くべきものにした。
「SPX6900は世界史上最大のミームコインになる」とムラドは1月に書いた。
しかし、彼の支持は一部の人々の眉をひそめさせた。以前、暗号資産探偵ZachXBTの調査によれば、ムラドは2400万ドルの保有を含む11の異なるウォレットを使用していた。同氏の公のコインの宣伝はSPXの価値を急上昇させ、市場操作の可能性についての懸念を引き起こした。
一方、ムラドがSPXを売却したという噂はトークンの価格にほとんど影響を与えなかった。価格面では、SPXはすでに苦戦していた。
先週の一時的な回復の後、トークンは引き続き価値を下げた。本稿執筆時点で、0.61ドルで取引されており、過去1日で8.1%下落した。トークンの月間損失は56.1%で、市場の弱気な感情を反映している。
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