金価格は水曜日に1オンスあたり4550ドルを突破し、3月の急落から小幅に回復した。米国がイラン戦争終結に向けて動いているとの報道で投資家の懸念が和らいだため。
同時に原油価格は急落し、ウエスト・テキサス・インターミディエートは1バレルあたり86.72ドルまで下落した。
3月の混乱下でも金ETF需要は堅調
金は近週、米国、イスラエル、イラン間の地政学的緊張の激化により強い売り圧力にさらされた。3月初頭以降、貴金属価格は13.6%以上下落し、この期間中はビットコイン(BTC)を大きくアンダーパフォームしている。
投資家の資金流出も短期的な弱さを浮き彫りにする。BeInCryptoのレポートによれば、SPDRゴールド・シェアーズ(GLD)は3月4日に2016年以来最大となる1日当たりの資金流出を記録し、1回の取引で約29億1000万ドルが流出した。
直近の下落にもかかわらず、金連動型投資商品の全体的な見通しは堅調である。
The Kobeissi Letterによると、GLDの運用資産残高(AUM)は約1810億ドルに上昇し、過去最高水準に迫っている。
特筆すべきは、ETFのAUMが1年足らずで2倍になったことで、長期にわたり金への投資意欲が継続している点である。BeInCryptoは最近、2025年第2四半期以降、個人投資家が金ETFに700億ドル超を投じてきたことを強調した。
8年間で、同ファンドに組み入れられた資産価値は500%超上昇した。
「金投資の需要は依然として前例がない水準だ」The Kobeissi Letterが指摘した。
保有状況のデータもこの傾向を裏付ける。GLDの金保有量は約1098トンに達し、2022年4月以来の高水準であり、2021年2月以降で2番目の水準となった。2024年3月以降だけで保有量は約274トン増加した。
ただし、現在の水準は2012年12月に記録した過去最高の1351トンには及ばず、強気なセンチメントが戻ればさらなる積み増し余地があることを示している。
YouTubeチャンネルに登録して、リーダーや記者による専門的なインサイトを視聴