戻る

ビットコイン価格、底打ちを示唆する金市場の3指標

author avatar

著者:
Kamina Bashir

editor avatar

編集:
Shigeki Mori

29日 12月 2025年 17:11 JST
  • ビットコインの上昇前に金と銀が先行して高騰する動きは、2020年のサイクルを彷彿とさせる。
  • アナリストは流動性の変化やマクロ要因、過去のローテーションが今後のビットコイン上昇を示唆すると指摘する。
  • BTCと金の比率および相関の乖離は、循環的な底打ちの兆候を示唆する。
プロモーション

金価格は最近の大幅な上昇で過去最高値を記録した後、短期的な小幅調整となった。一方、ビットコインはこれまで最も強い時期とされる四半期で低調な動きを見せており、2つの資産の比較が再燃している。

ビットコインの低迷にもかかわらず、アナリストたちは金市場から読み取れるマクロ経済・統計・テクニカルの各シグナルに着目しており、ビットコインが底値に近づきつつあり、次の大きな動きの準備段階に入っている可能性を指摘する。

Sponsored
Sponsored

金と銀がビットコインを上回り2020年型相場が再来

マクロ経済全体の観点から分析すると、アナリストは金と銀は通常、ビットコインより先に高値を付ける傾向があると示唆する。このパターンについては、あるアナリストがX(旧Twitter)への投稿で詳細に説明した。

2020年3月の暴落後、米連邦準備制度理事会(FRB)は大量の流動性を市場に供給した。その資金はまず安全資産に向かった。

金は2020年8月までに約1450ドルから2075ドルまで上昇した。銀も12ドルから29ドルに急騰した。同じ期間中、ビットコインは9000ドルから1万2000ドルの間で5か月間推移していたと、BullTheoryの分析で報告されている。

「また、2020年3月のコロナ禍による主要なロスカットも同時期に発生した」と< a href="https://x.com/BullTheoryio/status/2005479295628738721" target="_blank" rel="noreferrer noopener nofollow">投稿には記載されている。

2020年8月に貴金属がピークに達した後、資金はリスク資産へ移動した。この資金移動がきっかけとなり、ビットコインは1万2000ドルから6万4800ドルへ2021年5月までに5.5倍上昇した。加えて、暗号資産市場全体でも時価総額が8倍になった。

現在、金は過去最高値の4,550ドル近辺に達し、銀も約80ドルまで上昇している。一方、ビットコインは主に横ばいで推移しており、2020年中頃と似たパターンを示している。BullTheoryはさらに次のように述べた。

Sponsored
Sponsored

「最近では10月10日に再び大規模なロスカットが発生し、2020年3月と似た状況だった。そして再び、ビットコインはその後数か月かけて緩やかに推移している」

アナリストは2020年当時の主な推進力はFRBの流動性供給だったと分析する。注目すべきは、2026年には複数の新しい材料が現れつつある点である。

具体的には、再度の流動性供給、金利引き下げ観測、銀行へのSLR(自己資本比率規制)適用除外の可能性、暗号資産規制の明確化、トランプ政権下での給付金支給、現物型暗号資産ETFの拡大、大手資産運用会社へのさらなるアクセス容易化、暗号資産に寛容なFRB新体制などが挙げられる。

「前回のサイクルでビットコインが上昇した主因は流動性だった。今回は流動性とファンダメンタル構造の両方が揃いつつある。基本的な構図は非常に似ているが、材料がさらに豊富。まず金と銀が先に動くのは暗号資産にとって弱気材料ではない。むしろ過去には初動のサインだった。このパターンが繰り返されれば、ビットコインや暗号資産市場は最初に主導しない。金属のピーク後に動意づく。したがって、現在のビットコインの横ばい推移は弱気相場の始まりではなく、嵐の前の静けさと言える」とBullTheoryは述べた。

Sponsored
Sponsored

統計的乖離が暗号資産の上昇を示唆

もう一つの重要なシグナルは、ビットコインと金・株式の相関性にある。アナリストPlanBは、ビットコインが金や株との従来の相関から大きく乖離していると指摘する。同様の乖離現象は、ビットコインが1000ドル未満だった時期にも起きており、その後1 0倍を超える急騰につながった。

「以前も同じことが起き、ビットコインが1000ドル未満のときに10倍の上昇となった」とPlanBは投稿している。

BTCと金の相関性 出典: X/100trillionUSD

ただし、アナリストは金融市場が進化する中で、資産間の関係も変化しうるため、このサイクルが必ずしも過去と同じ展開になるとは限らないと警戒を促す。

Sponsored
Sponsored

ゴールド/BTC比率 市場底の指標

テクニカル面では、BTC/金(GOLD)比率も重要なシグナルを示している。マクロストラテジストのGert van Lagenは、この比率のRSIが歴史上5回目となる主要な下降トレンドラインに接触していると指摘する。

過去のサイクルでは、この現象が2011年、2015年、2018年、2022年の主要な弱気相場の底と重なっていた。その後、ビットコインは金に対して再び優位性を強め、安値を切り上げてきた。このパターンが繰り返されれば、現在の推移も同様の転換点を意味する可能性がある。

したがって、これらの歴史的・統計的・テクニカルなパターンが崩れなければ、現在の乖離はビットコイン弱体化の持続ではなく、移行段階を示している可能性が高い。貴金属市場が一服し、リスク選好が戻れば、ビットコインの再上昇の舞台が整うことになる。

免責事項

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

スポンサード
スポンサード