グーグルは15日、AIがスマートフォン「Android」の通話内容を判断し、詐欺の可能性がある内容の会話を検知し、ユーザーに警告する機能の提供を開始した。AIモデルは、最新のPixel 9シリーズが「Gemini Nano」、Pixel 6以前のデバイスでは別のGoogleの機械学習モデルが利用されている。
同AI機能では、通話が開始されると、AIが相手の会話の内容が、詐欺の可能性があるかどうかを検知するもの。公的機関と偽り個人情報やクレジットカードのPINを聞き出すといった、詐欺で使われる典型的なパターンをAIはすでに学習済みで、詐欺の可能性を検知すると、AIは音声や振動で警告するというシステム。
検知後は「詐欺の可能性あり」「この通話で不審な動作を検出」という警告が表示される。ユーザーは「詐欺ではない」または「通話を終了」というボタンをタップして、通話を終了するか続行するかを選択できる。
ただし、現在はPixel 6シリーズ以降のデバイスおよび英語のみのサービスとなるため、今後の日本語対応が待たれるところ。
日本国内では、12日にも岐阜県多治見市の60代の女性が警察官を名乗る男から、うその電話を受けて、現金2億4000万円余りをだまし取られるなど、高齢者をターゲットにした特殊詐欺が横行しており、暗号資産詐欺も増加傾向にある。
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