チェーンリンク(LINK)が暗号資産クジラや機関投資家の注目を集めている。オラクルトークンへの信頼が市場全体の不透明感の中で再び高まっている証左といえる。
直近のオンチェーンデータによれば、クジラや大手ファンドマネージャーがLINKの買い増しを加速させている。
Sponsoredクジラがチェーンリンク買い増し、グレースケールは保有継続、ビットワイズは現物ETF上場準備
アーカムのデータによると、あるクジラが火曜日、バイナンスから17万1000LINK(約3億8000万円)を出金した。同クジラは過去1か月間に平均12.72ドルで約79万LINKを取得していた。
この大規模な買い増しは、長期的な強気センチメントを示している。投資家は今後数か月、LINKの優位性を見込んでいる模様。
デリバティブ市場でも投機的な関心が高まっている。OnChain Lensによると、新設のウォレットがハイパーリキッドDEXにUSDCで500万ドルを入金し、LINKの5倍レバレッジロング、DOGEの10倍レバレッジロングポジションを保有している。
この時点でポジション合計額は2820万ドルとなるが、約60万ドルの含み損となっている。
この動きは、短期的な変動を伴いながらも上級トレーダーがLINKへのレバレッジを志向していることを示すものだ。
Sponsored Sponsored機関投資家の信頼とETF承認がLINKを希少化へ
機関投資家による買い増しも、LINKの勢いを形成する主な要因である。グレースケールのLINKトラストは、総純資産額で過去最高値を更新した。SoSoValueのデータによれば、9000万ドルに迫っており、現時点での保有額は8715万ドルとなっている。
一方、Coinglassのデータによれば、グレースケールは過去2年間、131万LINKを堅持している。一切売却せずに「ダイヤモンドハンド」戦略を貫いている形だ。
クジラの買い増しと機関投資家による長期保有が重なり、取引所内のLINK残高は歴史的低水準となっている。CryptoQuantによれば、取引所に流通するトークンが減ることで希少性が高まり、価格下支え・売り圧力の軽減につながりやすい。
こうした強気材料の中、ビットワイズはSECから承認を受け、NYSE Arcaでチェーンリンク現物ETF(CLNK)を今週上場予定。チェーンリンクが米国株式市場に初めて直接参入する動きとなる。
LINK ETFの資産はコインベース・カストディおよびBNYメロンが保管する。投資家はトークン自体を扱わず、規制下で容易にLINKにエクスポージャーを持てる。
Sponsored SponsoredCLNKの上場は機関投資家の資金流入をさらに後押しし、LINK保有者の裾野拡大や価格押し上げを促す可能性がある。ただしこのニュースにもかかわらず、LINK価格は本稿執筆時点で13.84ドルと、わずか0.8%の上昇にとどまっている。
こうした動向により、LINKにとって好環境が形成されつつある。
- クジラの買い増しは熟練トレーダーの信頼を示す。
- グレースケールの長期保有戦略は、トークンへの機関投資家の信任を体現。
- 規制下の現物ETFの登場で、保守的な投資家にもチェーンリンクへの投資が広がる可能性。追加需要を生み、取引所の流動性をさらに減少させうる。
取引所内のLINK残高が歴史的低水準となり、クジラと機関投資家が積極的に買い増す中、市場は上昇への布石を打ちつつある。
しかし、この強気材料が持続的な価格上昇につながるかどうかは、より広範な市場環境に左右される。その中でも、レバレッジ取引と現物取引のいずれにも投資家の需要が集まるかどうかが重要になる。