グレースケールは、11月24日にドージコインとXRPに関連する新しい取引所上場投資信託(ETF)商品をニューヨーク証券取引所での上場承認を得た後に導入する。
グレースケール・ドージコイン・トラストETF(GDOG)とグレースケールXRPトラストETF(GXRP)は、それぞれの基礎トークンを保持するスポットETPとしてデビューする。
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同社は既存のプライベートトラストを完全に上場したETFに移行中で、現投資家にとって大きな流動性イベントとなる。
GXRPは、すでにカナリーキャピタルやビットワイズのスポット商品が存在する市場に参入する。
これらのファンドは取引開始から2週間で約422億ドルの流入を集め、XRP関連商品への機関投資家の初期の関心を示している。
一方で、GDOGは、米国投資家向けに提供される最初のドージコインETFの1つとなる。
Sponsoredかつてはミームトークンだったドージコインは、時価総額で9番目に大きな暗号資産に成長した。その強力なリテール支持は、最も頻繁に取引され議論されるデジタル資産の1つとなり、グレースケールはETF需要を支えると見ている。
これを考慮に入れ、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、この商品が初取引日には1100万ドルの取引量を引き寄せる可能性があると述べた。
GDOGとGXRPの登場は、米国市場における暗号資産ETFの選択肢を広げ、ビットコインやイーサリアム製品が最初の承認波を支配した業界の拡大を超えている。
彼らの到来は、ワシントンにおける規制条件の変化をも反映している。
両方の承認は、証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長の下で進展したデジタル資産監督の加速の一部である。
就任以来、アトキンス氏は機関を「規制による執行」アプローチから情報開示に焦点を置く枠組みへと移行させている。
彼の「プロジェクトクリプト」イニシアチブを通じて、SECが適法なデジタル資産製品の審査にオープンであることを示し、新たなETFの上場を目指す発行者に道を開いている。