米資産運用会社グレースケールは9日、暗号資産ファンド「スマートコントラクト・プラットフォーム・ファンド(GSCファンド)」の構成銘柄を見直し、ポルカドット(DOT)に代えてヘデラ(HBAR)を新たに組み入れた。これを受け、HBARの価格は過去24時間で一時4.7%上昇した。
同ファンドは、主要なスマートコントラクト基盤の暗号資産で構成されており、今回の変更によりHBARへの注目が高まった。市場では知名度の向上や資金流入への期待が広がり、ヘデラの将来性に対する投資家の関心が強まっている。
グレースケールファンドに含まれHBAR価格急騰
最新の声明で、グレースケール・インベストメンツは、ポルカドット(DOT)の保有を売却し、他のファンド資産も売却したことを明らかにした。これらの売却は、ファンド内の各資産の比重に応じて行われた。
「グレースケールは、ポルカドット(DOT)と既存のファンドコンポーネントをそれぞれの比重に応じて売却することで、GSCファンドのポートフォリオを調整しました」と声明に記されている。
売却による収益は、HBARや他の資産に再投資され、再びその比重に基づいて行われた。HBARは現在、GSCファンドの5.80%を占めている。
一方、イーサリアム(ETH)とソラナ(SOL)はファンドの主要資産として残り、総保有量の約60%を占めている。ETHはファンドの30.22%を占め、SOLは29.87%を占めている。
特に、今回の追加はHBARの最新の回復ラリーにさらなる勢いを与えた。BeInCryptoのデータによれば、アルトコインは2か月にわたる下落トレンドを経て、過去1週間で10.7%の上昇を見せた。
執筆時点で、HBARの取引価格は0.16ドルであり、過去1日だけで4.7%の上昇を示している。

価格だけでなく、グレースケールの動きはHBARの知名度にも影響を与えた。CoinMarketCapによれば、HBARはプラットフォーム上で最も訪問された現実資産(RWA)暗号資産として浮上し、投資家の関心が高まっていることを反映している。
さらに、Googleトレンドのデータによれば、「HBAR」の検索関心が今日100に達し、一般の関心が高まっていることを示している。

一方、Metal Payは本日、HBARがそのプラットフォームで利用可能になったと発表した。Metal Payはユーザーが暗号資産を購入、販売、取引できるプラットフォームである。したがって、HBARの追加はそのアクセス性をさらに高める。
それだけではない。HBARは今後の展開からさらに恩恵を受ける可能性がある。アルトコインは7月10日にKraken取引所で上場する予定であり、これによりトークンのさらなる露出と流動性が提供され、さらなる関心と採用を促進する可能性がある。
業界の人物もHBARの可能性を支持している。実業家で投資家のケビン・オレアリーは最近、HBARに自信を示し、同資産を保有していることを明かした。
「私はHBARが大きくなると思う、本当にそう思う」と同氏はインタビューで述べた。
これらの展開により、HBARの将来は有望に見える。しかし、現在の勢いが強気な絵を描いている一方で、アルトコインが今後どのように実際にパフォーマンスを発揮するかはまだ不明である。
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